GX Works2のシミュレータでラダー遊び
三菱電機のシーケンサ(PLC)ソフトGX Works2 でラダー図を作り遊んでみました。
下記の割付表のような装置にシーケンサが繋がっている想定です。仕様をラダー図にして、シミュレータで動かします。
【I/O(Input/Output) 割付表】
デバイス 入力機器名
入力
X12 SS0(セレクトスイッチ):自動でON
X6 PB2(プッシュボタン)
出力
Y3 PL2(パイロットランプ)
【仕様】
①「SS0」が”手動”の場合,「PB2」を押している間「PL2」を点灯させる.
【考え中】
①「SS0」が”手動”の場合,「PB2」を押している間「PL2」を点灯させる.
割付表を見てデバイスの記号に読み替えます。
⇒[X12]がONの場合,[X6]を押している間[Y3]をONにさせる.
つまり、こういうことでしょうかね?
シミュレーションするほどでもないですが。次にいきます。
【I/O割付表】
デバイス 入力機器名
入力
X12 SS0(セレクトスイッチ):自動でON
X6 PB2(プッシュボタン)
X7 PB3(プッシュボタン)
出力
Y3 PL2(パイロットランプ)
Y4 PL3(パイロットランプ)
【仕様】
①「SS0」が”手動”の場合,「PB2」を押している間「PL2」を点灯させる.また「PB3」を押している間「PL3」を点灯させる.
【考え中】PB2と同じようなものを追加すんだな...つまり
こういうことか。次いこう。
【仕様】
①「SS0」が”手動”の場合,「PB2」を押している間「PL2」を点灯させる.また「PB3」を押している間「PL3」を点灯させる.「PL2」と「PL3」が両方押されたときは,先に押したほうを優先して,「PL2」と「PL3」が同時に点灯しないようにインターロックを設ける.
【考え中】ほうほう...インターロック回路...
こうすると、[X006]と[X007]をONすると(Y003)も(Y004)も消灯してしまう...PLCのラダーでは、出力Y003も入力として使えるので
こうすればいいな。動作を確認すると、先押し優先のインターロック回路の動作をしたぞ。次いこう。
【I/O割付表】
デバイス 入力機器名
入力
X12 SS0(セレクトスイッチ):自動でON
X6 PB2(プッシュボタン)
X7 PB3(プッシュボタン)
出力
Y0 RY1(リレー):コンベア左向
Y1 RY2(リレー):コンベア右向
Y3 PL2(パイロットランプ)
Y4 PL3(パイロットランプ)
【仕様】
①「SS0」が”手動”の場合,「PB2」を押している間「PL2」を点灯させる.また「PB3」を押している間「PL3」を点灯させる.「PL2」と「PL3」が両方押されたときは,先に押したほうを優先して,「PL2」と「PL3」が同時に点灯しないようにインターロックを設ける.
「PL2」が点灯している間,「コンベア」は「パレット」が左向する方向に動作する.
「PL3」が点灯している間,「コンベア」は「パレット」が右向する方向に動作する.
【考え中】
[PL2](Y003)点灯中は(Y0)ON
[PL3](Y004)点灯中は(Y1)ON
つまり、こういうことか。次いこう。
【I/O割付表】
デバイス 入力機器名
入力
X12 SS0(セレクトスイッチ):自動でON
X6 PB2(プッシュボタン)
X7 PB3(プッシュボタン)
出力
Y0 RY1(リレー):コンベア左向
Y1 RY2(リレー):コンベア右向
Y2 PL1(パイロットランプ)
Y3 PL2(パイロットランプ)
Y4 PL3(パイロットランプ)
【仕様】
①「SS0」が”手動”の場合,「PB2」を押している間「PL2」を点灯させる.また「PB3」を押している間「PL3」を点灯させる.「PL2」と「PL3」が両方押されたときは,先に押したほうを優先して,「PL2」と「PL3」が同時に点灯しないようにインターロックを設ける.
「PL2」が点灯している間,「コンベア」は「パレット」が左向する方向に動作する.
「PL3」が点灯している間,「コンベア」は「パレット」が右向する方向に動作する.
コンベア動作中は「PL1」が点灯する
【考え中】
左向でも右向でも[PL1(Y2)]が点灯する…
つまりこんな感じかと…
あれ?X6をONにしたのに、(Y2)がONしない.なんでだ?
逆に[X7]をONにしたら、(Y2)はONしている.ははーん.1回目のY002の出力は、2回目のY002の出力で書き換わっているようだ.
つまり,こういう書き方は良くないってことが分かった.いわゆる二重コイルというヤツですな。まんまとハマった!おもしろ!!