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緊張に打ち勝つための最もシンプルな方法

緊張って難しいですよね。
普段ならできることが、大事な本番でできなくなってしまう。
時間制限で焦ってしまって、実力の半分も出せずに悔しい思いをする。
リベンジとがんばるが、やっぱり緊張してしまって前回の二の舞。
どうしようもなくて絶望する。

僕自身もそんな緊張に負けまくったひとりです。
もともとめちゃ緊張するタイプの人間で、大勢の前で話すのとかすっごく緊張していました。
初対面の人の家を訪問するときはインターホンを鳴らす前にめっちゃ頭でシミュレーションするせいで、扉の前でうろうろしてる不審人物になってました。
そして必死に練習してきた部活の試合でまともにプレーできずに泣いたことが何回あったことか。
あとは大学受験でもきっちりやらかしています。
僕自身は高校3年生の時に京都大学を受験したのですが緊張で全然ダメでしたね。

そんな僕が1年間の浪人を経て京都大学に合格するんですが、その際あるひとつのとてつもないシンプルな方法を実践することで緊張に負けずに試験を乗り越えました。
今回はその体験を書いてみようと思います。

結論から書くと、その方法は「緊張しても問題ないくらい実力をつける」です。

何を言ってるのかと思うかもしれないのですが、これが一番シンプルでそして効果がありました。

まず、僕たちの目的は緊張しないことではないんです。

試合でいいプレーをすること。
試験に合格すること。
ひととちゃんとしゃべること。
いい発表をすること・・・etc

そう、目標を達成することが目的なんです。
目標が達成できさえすれば緊張してようがしていまいが関係ありません。

では緊張するひとがどのように目標を達成すればよいのか。
それはたとえ緊張して普段の実力が発揮できない状態でも目標を達成できるくらい圧倒的な実力を手に入れればよいのです。

緊張した状態だと実力の7割しか出せなかったとします。
例えばテストの点数だと本来100点のところが70点しかとれないわけです。
合格ライン90点であれば緊張のせいで不合格となるでしょう。

でも本来の実力が140点あればどうでしょうか。
7割の実力でも98点とれて余裕で合格できるわけです。

これはスポーツの分野でも同じだと思います。
本来確率70%で成功する技だったら7割になれば49%しか成功しません。
でも確率120%で成功するなら84%で成功するんです。

ね、簡単でしょ。

僕はこのイメージで浪人時代にめちゃくちゃ受験勉強をしました。
なので模試をやっても合格ラインの点数を目指しません。
合格ラインのもっともっと上を目指します。
そうすればたとえ本番で緊張しても合格ラインには届くはずです。

脳筋のようなこの方法なんですが、僕にはあっていたようで、とても心穏やかに受験の日々を過ごすことができました。
というのも、やるべきことがシンプルなんです。
実力を伸ばすことだけにフォーカスできます。

もし緊張しない方法を身に着けて何とかしようとした場合こうはいきません。
それはどこまでいっても本番の緊張を確かめることができないからです。
模試はあくまで模試であり、本番の緊張感には勝てません。
全国大会の緊張感を体感することは当日までできないでしょう。
ということは、1年後の本番まで、自分の実践する緊張しない方法が正しいのか、ちゃんと身につけられているのか確かめる術はありません。
これ怖くないですか?

そしてこの方法は意外にも実は緊張対策にもなっていたのです。
そうです、僕は受験当日ほとんど緊張しませんでした。

それはなぜでしょう。

答えはシンプルで、緊張する必要がなくなったのです。
緊張の主な原因は実力を出そうとすることです。
実力の限界ギリギリを出そうとすると、ちょっとのミスや緊張感による体のこわばりがイコール失敗に直結します。
そうすると緊張している自分に緊張してしまうわけです。連鎖です。
こうなると実力の半分もだせなくなります。
どんどんと深みにハマっていくわけです。

ところが何も考えなくてもできるくらい身についたことであればどうでしょう。
緊張しても大丈夫という安心感からそれ以上緊張しなくなります。
たとえ緊張しても立って歩くことなら問題なくできる、座って息をすることはできる、九九は暗唱できる、自分の名前を書くことはできる。
そんなイメージです。

なので、緊張しない方法に頼るのではなく、緊張しても問題ないくらい実力を伸ばしましょう。
その安心感で目標を絶対達成できます。

みなさんもぜひこの方法で大事な日々を乗り越えてください。

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