北コースの見どころ④|職人を支えた私設図書館
多くの方が知っている「眉丈文庫」。
呉服商を営んでいた金田眉丈が財団法人を立ち上げ、昭和2年に開設した私設図書館です。
書籍や専門書は高価だった当時、銅器や漆器の職人や子供たちに新しい美術工芸に関する情報を提供するために開いたとのこと。貴重な美術本や図案集などが数多く収蔵されていました。
眉丈文庫のある場所は、かつて千保川の川岸に面しており、海路から運ばれた塩を保存する塩蔵が建っていました。その塩蔵の一角を活用して図書館を開始したそうです。平成元年に建て替えをして現在は新しい建物で営業していますが、隣にはまだ旧館が残っています。
この旧館、きれいだなぁと思って眺めていると、、、およ。
なにやら三角屋根が・・・
裏側に回ってみると・・・
なんと、看板建築でした。
道路に面したファサードだけの看板建築はよく見かけますが、
三面を西洋風に仕上げられた看板建築。
初めて見ました。
こんな素敵な外観の図書館が自分のまちにあると、暮らしが楽しくなりますね。
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