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【映画評詩】「宇宙に行きたい」
宇宙に飛び立つ
宇宙に飛び立て
誰もできないことである
いや
既に各国には宇宙飛行士がおり
過去何十年に何百 スペアも含めればその何倍もの
宇宙飛行士は存在しているのだが
普通の人にはできないこと
まだまだ できないこと
夢物語を描くのが映画
これは 55年前の夏にあった
人類初の月面着陸の「舞台裏」を描いた
ラブロマンス まったくのフィクションである
期待に胸膨らませ映画館に足を向けた
だが
映るのは 印象に残るのは
わが国が生んだ世界のブランド
エス・オー・エヌ・ワイ製のテレビジョンセットが複数回映ること
敗戦国も そんな形で米国でがんばっていたのである
それ以外に印象に残るようなものはない…と断じておこう