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■週刊誌の面目躍如、女性セブン際立つ存在感

マスコミってナニ?(3)
ニュースの存在を考える 「マスコミへの道」改

小室圭・眞子さん夫妻。日本を離れてニューヨークへ。
国内ではその消息も聞こえなくなった…。とはいかない。
11月25日(東京などで)発売の女性週刊誌「女性セブン」が大きくその、はつらつぶりを紹介している。
カラーグラビアが伝えるその姿。ほほえましいのと同時に、ラブラブぶりはこちらが恥ずかしくなるほど!?
新聞、テレビが報じずともこうして週刊誌はゲリラ的にその近況を伝える。その裏事情もセブン誌ははっきり書いている。
NYの日本総領事館と国内テレビメディアが、彼らを取材しないという協定を結んだのだそうだ。セブンによると、通常は2人を取材しない代わりに、一定のタイミングで取材には応じる、という。
まあそれはそれで結構なこと。完全シャットアウトしては、結局はこうしてハエのようにゲリラ的に来る連中が湧いてくるだけだろう。
この週刊誌そのものを見ても、うまく隠し撮りしている、と感心したのだが、ネットニュースを見て驚いた。

小学館のサイト「NEWSポスト・セブン」では「小室眞子さん圭さん「NYで弾ける笑顔」自由と責任を手に入れた瞬間」として、彼らの写真が100枚以上もアップされているのだ。すべてが最新の写真ではないが、NYの街の中をのびのびと歩く2人の姿が、これでもか、というほど多くの枚数ではっきりとキャッチされている。

11/25女性セブン表紙


彼ら2人が、週刊誌のターゲットにされるのはある意味で仕方ないが、断りもなくその姿がさらされていいものなのか?
ひょっとしたら写真を撮られることも掲載されることも、2人とも承知の上…のようにも思える。
精神を病むまでマスコミのターゲットにされることに眞子さんが悩んでいた、というのに、ここまで膨大な画像を一気に、しかも無料で公開できるものだろうか?
2人がセブン誌発行元の小学館を訴えたとしたら、完全にアウト…だろう。
個人的には、こんなことすべきではない、と思う。
しかし、対象にとことん迫り、どういう経緯か不明だが、ここまで公にしようという姿勢はアッパレ!!
その一言に尽きる。

※2021年2月19日の「■われわれはマス「ゴミ」ではない!」から60本にわたって書き綴った、マスコミ界歴35年の筆者が、改めてマスコミ(新聞、出版、放送)界と社会、世界について書き綴る。マスコミ志望者必読。


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