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■ボブ・ディランで現代詩の「お勉強」

現代散文自由詩人の独り言(16)

2016年にノーベル文学賞を受けたボブ・ディラン。いくつか曲は聞いているし、写真のようにCDも何枚かある(自分で買ったのは2組だけ。他は音楽担当時代にもらったサンプル盤)。

しかし、ディランの「詩」を読み込んだことはなかった。
で、何年も聞いていなかったCDを取り出して、歌詞カードに照らしながら聞いたのだが。
なんと! 現代詩手帖に載っている日本の現代詩と同じように、自分の気持ちにも、頭にも入ってこない。
感じないもの、好きになれないものに関心を向ける必要はないが、何か「ヒント」がつかめないか。どう考えても、分かりにくく曲もいいとは思えないディランの作品。それが、なぜ長年評価されるのか…。それを「勉強」してみるか、と思った次第。
20年以上前の来日公演を大宮で聞いたこともあるが、改めて聞くのはしんどい歌い手である。

一方、最近、僕のアタマの中にあるCDでは、エマーソン・レイク・アンド・パーマーの「クローサー・トゥー・ビリービング(Closer to believing)」が流れている。実際に、CDをかけるのでなくYouTubeで聞いているんだが。

5年前に69歳で亡くなったグレッグ・レイクが歌い、彼が作詞・作曲とクレジットされているが、調べると「詞」は、ピート・シンフィールドとの共作だという。
キング・クリムゾンの初期の詞を書いた作詞家だ。
メロディアスな歌でレイクのボーカルもいいが、時折混ざる不協和音と意味が分かるような分からないような詞でもある…。

僕は普段あまり音楽を聞かないし、聞くとしても1960~85年くらいの「洋楽」がほとんどだ。好きなバンド・ドアーズのジム・モリスンも前衛的な詩は書いているので、改めて読んでおきたいのだが…。まずは、ディランで勉強してからかな…。


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