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【timelesz project】″候補生″の鈴木凌くんに沼落ちするまで
この記事について
STARTO ENTERTAINMENT所属の3人組アイドルグループ「timelesz」が新メンバーを募集するオーディション「timelesz project」(通称タイプロ)。
その候補生の鈴木凌くんを推している一般人の私が、なぜ彼を推すに至ったのかを記録する「沼落ちnote」です。
2024年11月21日に下記の「推しアカ」を開設するまでの経緯になっています。できるだけ当時の自分が言語化したままで残したかったので、それ以降に知った情報は極力加筆修正しないようにしました(後に答え合わせできた部分もありますが足していません)また、最初は斜に構えた態度から始まっていますが、現在は限界オタクです。限界オタクの一歩目を記録しました。
タイプロ鈴木くんにハマり、今推さずにいつ推すんだ…とタイプロアカつくってしまいました#timelesz_project
— machiwo (@machiwo_TP) November 21, 2024
一部どの候補生が通過したのかがわかる、タイプロのネタバレが含まれます(最低限には留めました)
本文からのリンクはYoutube動画等のため音が出る可能性があります。
候補生がオーディションを受ける前の活動、いわゆる「前世」に関する内容があります。苦手な方は読み進めないことをお勧めします。
「箸休め」のつもりだったtimelesz project
2024年10月頃、Netflixで普段見ないドキュメンタリー番組を見るのにハマっていた。LAに旅行行く際、オピオイド危機についてのドキュメンタリーを見ていたのをきっかけに、その後、アンディウォーホルの日誌を元にした番組や、ブラックホールに関する最新の知見をまとめた番組などを見て楽しんでいた。
芋づる式に関心がつながり、前述の番組からSFへの関心が高まって「三体」を見始めた。中国の大人気長編小説の映像化作品で、「ゲームオブスローンズ」のドラマシリーズを手掛けたスタッフが作っている。引きが強くできており、一度見始めたら止まらなかった。
しかし面白かったものの「三体」には一部グロ表現もあり、見終えた時にすっかり疲れてしまっていた。次に見るなら軽いものがいい。
そんな自分の気分にぴったりだと思えたのが、ランキングでよく見る「timelesz project」、通称「タイプロ」だった。この番組のことは事前に知っていた。SNSでたびたびタイムラインに流れてくる「菊池風磨構文」によってだ。
「箸休め」にtimelesz projectを開いたのは10月中旬頃。すでに配信された内容では、2次審査が終了していたところだった。
そのうちのいくつかの動画を早送りしながら再生した。これがSNSで流れてきていたオーディションの様子なんだと興味をそそられたものの、2次審査の面談では軽い気持ちで応募したとも見える候補生が、力を出せずに散っていく様に尺が使われており、その一部が共感性羞恥が呼び起こされてじっくりとは見られなかった。
ただ現役のSTARTO ENTERTAINMENTの有名タレントが審査を行うという、希少な空気感は次もまた見ようと思うくらいには面白かった。
候補生36名がチームパフォーマンスに挑む「3次審査」
episode 03 3次審査開始! 候補生36名がチームパフォーマンスに挑む!
東京・渋谷、9月某日。三次審査を突破した36名がレッスン室に集められた。全体ダンスを通して暫定順位を決定。そして9人1組の4チームに分かれて課題曲を練習していく。
10月25日の配信回、2次審査で離脱することのなかった自分は更新されている続きを再生した。
episode 03の3次審査からはグループワークで、4チームに別れてパフォーマンスを行うらしい。最初に取り上げられたのは「team BLUE」というチームだった。課題曲はSMAPの「SHAKE」。
結論から言えばこの回はハマった。素人同然にも見えた候補生達が、timeleszの3人の鼓舞をきっかけに、パフォーマンスを進化させていく様子はカタルシスがあったし、事務所が解体しアイデンティティを奪われた「STARTO ENTERTAINMENT」が、改めて自社のアイドル性とはなんなのかを候補生を通じて問い直すような内容にすら見えた。
また、team BLUEの候補生のうちの1名、篠塚くんの存在が強烈に印象に残った。SNS上でも彼に対する反響は大きく、番組を見終えた後にXのタイムラインで感想を読むのが面白かった。私も読むだけでは我慢できなかったので、timeleszプロジェクトの公式Instagramの候補生「篠塚くん」の投稿にも良かったと感想をつけに行った。
次回配信への期待も大きく膨らんだ。
後に親の顔より見る「3次審査 team GREEN密着篇」
11月8日、「episode 04 team GREEN密着篇」配信日。楽しみにしていたのでリアルタイムで配信を見た。2次審査以前をスキップしつつ再生していたのもあり候補生について詳しくなかったため、この回は「誰が見ても有力候補」といった浜川路己くんを見るのが楽しみだった。課題曲は嵐の「Monster」。
(当時は候補生の区別があまりついておらず、全体ではなく1人ずつ目で追うようにして見ていた)
しかし本番のパフォーマンスを見終えて、最初の感想は「期待していたのとは違ったかも…」だった。タイプロを見ている方ならご存知だと思われるが、路己くんの本領はこれ以降に発揮される。しかし当時の自分は知る由もなかった。
当時の自分は期待が高まっていた分、消化不良になり「路己くんだけじゃなくて他の子も見てみよう」と「team GREEN密着篇」を最初から見直すことにした。
次に見るのは艶かしいシンメで目立っていたうちの1人、橋本将生くんにしよう。
講評でも菊池風磨くんに取り上げられ、楽曲で目立つパートを担当していた橋本将生・鈴木凌シンメ(※立ち位置が左右対称な2人組を指す事務所の用語)の私の第一印象は「色気がすごいな」だった。
その時は刺さったというより「好きな人はすごく好きだろうな」といった、「私はその手には乗らないぞ」くらいの心のバリアがあった。しかし次に見るのは橋本くんにしよう、と思うぐらいには抗えない魅力はあった。
橋本将生くんは、クールなビジュアルに無口なキャラクター。
Monsterのパフォーマンスを追って見ていたところ、わりとすぐに「あっ、すごくいい!」と思った。歌声が熱く、歌詞をよく伝えてくれるようだったし、何より雰囲気がめちゃくちゃかっこいい。さらによく見ると歌やダンスの緩急で周りを上手く引き立ててるように感じられた。
先々週見ていた篠塚くんも良かったけど、私は橋本くんが好きかもしれない。どんな人なんだろうと関心を持ち、そこから前世など1週間ぐらい調べた。(※前世という言葉は、元々はVtuber界隈で使われていた言葉?だが、候補生の過去の活動のこともタイプロの視聴者からこう呼ばれている)
橋本くんは、活動していたグループのバラエティ風の動画で見せた素朴で、少し様子がおかしい人柄も良く、何より軽やかに踊るダンプラ(※ダンスの練習風景を映した動画で「ダンスプラクティス」の略)がいいなと思った。
このまま自分は「橋本推し」としてタイプロを見ていくんだと漠然とイメージできた。
篠塚くんはタイプロへの関心を高めてくれた存在だったが、橋本くんはこれは「推し」だろうという、視聴者としてタイプロに一歩入り込んだような感覚が生まれた。
しかし当時のタイプロは2週間間隔での配信。火がついたばかりで熱量も高めなのに、橋本くんの前世の動画をざっくり見終えても次の配信まであと1週間ある。時間と熱量を持て余す状況になってしまった。
橋本くんの隣にいた、陽キャそうな「鈴木くん」
タイプロの本編はNetflixで配信されているが、サイドストーリーとしての「behind」やその他多数のコンテンツがtimeleszの公式Youtubeで配信されている。まずそもそも、このことに気づくまで時間がかかった。
熱量を持て余していた自分はようやく、公式Youtubeに投稿されていた「一問一答」ショート動画の存在に気が付いた。候補生1人1人にフォーカスがされ、質問にすぐに回答していくような内容の動画だ。
ざっと自分でも覚えている候補生の動画を流し見た。人柄が垣間見えて面白かった。
そこでteam GREENでよく知っているはずの「鈴木凌くん」のショート動画が目に留まった。なんか…目が…キラキラしてる…。
動画内で自分の性格を「明るい」とだけ言っていたけれど、なぜかその回答が引っかかった。「ただ明るいだけの人には見えないんだよな…」と、違和感を感じたのをよく覚えてる。
なぜそう感じたのかもわからないが、違和感がフックになり「次は鈴木くんを追ってみよう」というきっかけになった。
Monsterのパフォーマンスはすでにたくさん見ていたが、「橋本くん」を目で追うとシンメで反対の位置にいる「鈴木くん」は逆に視界に入れにくかった。ダンスで「鈴木くん」が中央に来る間奏があったがそれはきれいで好きだった。
「鈴木くん」の第一印象は、「見た目も良いし、ちょっと泣き虫なのかもしれないけど性格も良さそうだし、ファッションもチャラめだし、″陽″な人なんだろうな」という感じだった。人生上手く生きてそう、みたいな。
編集で切り取られた映像を見た人間の第一印象ってこれほど雑なんだなと今振り返ると思うし、不思議なことに前述の「違和感」は第一印象に反していたのだ。
「定点」とファンが呼んでいる、YoutubeへアップされたMonsterのパフォーマンス動画がある。それを再生し「鈴木くん」を改めて目で追った。無駄のない動きで、野生動物みたいな美しさだなと思った。
Netflix本編のパフォーマンスを改めて見ると、まなざしの情報量が多い。瞳が揺らいだり、燃えるような時がある。見るほど、見てて飽きない感じがあったので何度も繰り返し「鈴木くん」を見た。
ここまで見ると、彼の人柄がより気になってくる。
Netflix本編の、候補生のドキュメンタリー部分では、鈴木くんは2度涙を流す。
中間発表の後にチームに厳しい評価の言葉をかけられた後に彼は「もっと出来た」と涙を流し、最後本番のパフォーマンスの後の講評で松島聡君に「これがオーディション番組じゃなくても、すごい見られる人になると思う」と声を掛けられ、涙を流した。
しかし、本編の映像だと自分には感情の流れがよくわからなかった。なぜここで涙を流したんだろう。涙脆い人なんだろうか?オーディションという特異な現場の空気読んで涙を流すような器用な人だろうか。でもとてもそうは見えない。
他に彼の人柄が垣間見えたのは、team GREENの安部くんが、中間発表の目前で足をつった時のこと。鈴木くんは一番に彼に駆け寄り、安部くんのスニーカーを脱がせ靴下の上から足をぱっと素手で握った。
私ならそうできないから、これはすごいなと思った。スポーツで介抱に慣れていたんだろうか?
でもこれだけだと、彼の人柄がまだよくわからなかった。
「鈴木くん」とは違う名前の″前世″
そこでやっと鈴木くんにも前世の活動があることをSNSで知る。彼は前世では別の名前で活動していたのだ。
タイプロには名前を変え、肩書も一般職で出ているということは、前世はそもそも見てもいいものなんだろうか?少し後ろめたい気持ちを感じながらも、SNSで見かけた名前でGoogle検索をした。
アイドルらしい服装をした端正な顔立ちの鈴木くんの画像がたくさんヒットした。フィルターを使った自撮りも多く、粗が見えない程きれいだった。
Youtubeで活動していたグループ名を入力すると動画もずらりと出てきた。なるほど、こうやってグループ活動をしていて、その上でアイドルを辞め一般のお仕事をし、タイプロに参加するに至ったのか。
そうして前世の動画をいくつか見ていた時に、このリリースイベントの動画に辿り着いた。
自分がこの動画から得た情報はおおまかに以下だった。(※リンク先は開始位置)
序盤、持ち曲の中でも激しめな曲が続くセトリ(11:17~)
コロナ下での客入り、声出しNGを念押す鈴木くん(20:00~)
翌日からの豊洲PITでのライブに意気込み、冒頭は鈴木くんが組んだセトリらしい(24:20~)
これをぼんやりと眺めていて、自分が抱いた感想は下記だった。
盛り下がってもいいと多分割り切って、声出しNGを伝えるの、まじめだな。
キラキラアイドル曲が多そうなグループなのに、このセトリを組むってことは、音楽が好きなんだろうな。
豊洲PITでライブをするって話をしてる時、本当に嬉しそうだな。
ここまで感想を持って、なぜかふと彼の「よくわからない」人柄が一貫性を持った気がした。
Netflix本編でボイストレーニング中「歌うことが好きなんで」と勝気な様子で言っていたこと。中間発表の後「もっとできた」と涙し、本番の後「すごい見られる人になると思う」と言われ涙していたこと。
理由はわからないけど、アイドルとしての活動期間が一度途切れたのに関わらず、この動画で見た2年前のグループ活動時よりも、Monsterで見せてくれたパフォーマンスがより良くなっていたこと。
画面越しに見える器量の良い青年が「人生上手く生きてそうな人」から、「泥臭くパフォーマンスに情熱を傾けてきた人」に、まったく見え方が変わっていった。
ここで思考がつながった瞬間に、床が抜けるように私は沼に落ちた。
まだ知りえないほかの鈴木くんの人生の側面にも思い馳せてしまったし、
同時に応援したいという気持ちが強く湧いてきた。
かくして私に「推し」が出来た。但し「候補生」だけれど
我慢できなくなった私は、鈴木凌くんを応援するためのSNSを開設し、そこから日々今日にいたるまでほぼ毎日「タイプロ」に関してポストすることになった。その間も審査は進み、候補生に関する供給は増え、鈴木凌くんの人柄に関する情報はけた違いに多くなっていった。
当時から知りえた鈴木凌くんの特筆するギャップとしては、想像していたより1000倍上品な人柄だったこと。審査が進むごとに中性的な魅力が強くなっていったこと。
いろんな面を新たに知っていく中でも、この時の「床が抜けるような」体験が自分にとっての幹になっていて、鈴木凌くんの魅力は知るほどにどんどん実っていくような感覚すらある。
ショート動画を見た時に「ただ明るいだけには見えない」と、違和感を持って調べ始めた自分にスタオベしたいし、その沼はとても深いよと教えてあげたい。
鈴木凌くんは、現在もタイプロの「候補生」で、今後どういう道に進まれるのかはわからない。
でも、生き方が好きだなと思えた人なら、どんな環境に変化してもなんだか長く応援できそうだなと思えて、せっかくなので少し気が早いけれど「鈴木担」と名乗ることにしました。
これからの鈴木凌くんがとてもたのしみです!!