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勝川~ ”ちょうど良い” を体現した街~

名古屋から川を越えて郊外へ

『勝川』は愛知県の春日井市。JR中央本線で名古屋市内を出て1つ目の駅だ。都心10km圏・名古屋駅からは19分。
ちなみに1つ手前の「新守山 (名古屋市) 」駅エリアより地価は約12%高い。
春日井市は昭和の頃から名古屋のベッドタウンの役割で発展した街として知られている。

まずまず都会的に見える北口駅前
駅から少し歩けば、落ち着いた戸建て街。
所々に緑道が整備されていて、気持ちよく散歩できる
自衛隊の小牧基地が近く、間近で飛行訓練が見られる
名古屋と春日井を分つ庄内川の支流「地蔵川」には四季折々花が咲き誇り
カルガモが群れを成す日常
白鷺が悠然と立つ水辺
最近は減りつつあるスズメたちも飛び交う
敷地の広い家が整然と並び、工夫を凝らした植栽が映える
典型的な田舎家の向こうに近代的マンションが居並ぶ
『ザ・春日井的風景』

ある種マンション暮らしの ”到達点” かも

勝川サザンクラス。2018年竣工だからわずか7,8年前の分譲なのだけど、70㎡が3千万台で買えた『最後の時代』のマンションだ。総戸数は200戸足らずの板状2棟で、同じ敷地内にスーパー・100円ショップ・ドラッグストアにスポーツジムなど様々な利便施設が揃っている。スタバは23時までやってる。ちなみに名駅のタワーズと名鉄百貨店のスタバは22:30までだ。

白煙を棚引かせるのは、王子製紙春日井工場。
高度成長期の発展のシンボルだった
サザンクラスから緑道を歩いて20分でこの風景。
昭和の少年ゴコロが騒ぎ出す
土手から名古屋を望む。右手奥はザ・シーン城北
頭の中で『金八先生のテーマ』が流れてくる
ただただ、座ってときを過ごすだけも良い

サザンクラスのある「ライフガーデン勝川」は広大な紙業関連の工場跡地だ。ネピアの故郷・王子製紙の裾野だけに、ぼくが春日井に住んでいた昭和48〜56(1973-1981)年頃は同級生にも社宅組が多かった記憶がある。

今やマンションは高嶺の花だ。ファミリーという概念は死語となり、名古屋マーケットに限って言えば、都心タワマンの需要は実質4割が開業医で、あとは高齢富裕層だ。

お店がやっているからお客さんが来るのか、お客がいるから23時までスタバが開いているのか分からないが、愛知ではここと滝ノ水(緑区)・志段味(守山区)だけだ。※2025年2月現在

サザンクラスの件ではないけど、以前に勝川の仕事で現調に来たとき驚いたのは、すれ違う子供さんが必ず『こんにちはー』って挨拶してくれることだ。こちらは充分、怪しいおっさんだ。ある中部圏の別の街(もっと郊外です)では、歩いてるだけで小学校から通報されたこともあるのに。

いつも遠くに山と煙突を見て育った
春日井時代を思い出す風景

木曽の山並みを背景に、川辺に花が咲き鳥が舞い飛行機を見上げる。まるで山あいの村に暮らすような生活もできるのに、都心10分の利便も享受できる勝川は、自分のなかでは理想の『ちょうどいい』マンションライフを叶えるエリアだと思っているんだけど、noteを100本(目標です)達成できたら改めて考えてみたい。



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