赤ちゃん訪問ってどんなことするの~??👶🍼
こんにちは!助産師のみかんです🍊
出産後は、赤ちゃんのかわいさに癒されるのも束の間、初めての育児に戸惑うことや不安になることの連続ではないでしょうか?
そんな時にぜひ活用して頂きたいのが助産師・保健師が行っている「新生児訪問」です。今回はその「新生児訪問」についてお話していきたいと思います。
助産師や保健師の方等、訪問に行く予定の方の見るべきポイントの参考になれば幸いです。
1.法律に定められている制度
産後の母子家庭に訪問することは、母子保健法(新生児訪問)と児童福祉法(乳児家庭全扉戸訪問事業)に基づいて行われています。
新生児期から乳児期にかけての子育て家庭へのフォローアップ事業です。
新生児訪問は生後28日以内に、乳児家庭全扉戸訪問事業は生後4か月までに訪問するようになっていますが、実際は一体的に行われることが多いです。
2.どんなことするの?
①赤ちゃんの体重測定と全身チェック
赤ちゃんの退院後の体重を測定して、授乳や排泄の状況等を確認して体重増加を確認します。
出生時体重や週数、合併症の有無によっても評価は変わってきます。
また、全身チェックを行い、皮膚の状態や臍部の状態等も確認します。
②お母さんの体調を確認
産後直後は出産による身体的回復と母乳分泌によるホルモンの変化があり身体的にも心理的にも大きな変化と負担があります。
加えて乳児期の育児は頻回な授乳と泣きへの対応で十分に休息がとれない状況にあります。
妊娠中~出産の様子を聞き取り、それも合わせて産後の母体の評価をします。
それらを前提に、休息をとれているか、食事をとれているのか等お母さんの体調を確認します。元々、既往歴や通院中の方は、身体的・心理的影響も大きくなるので特に慎重にみていく必要があります。
心理的状況に関してはEPDSとボンディングのアンケートをとって数値化して評価しています。
③育児状況・サポート状況
②の母の体調を評価することは育児を行える状況にあるか、環境にあるかをみることにもなります。
はっきり言います、育児は一人で行うことは無理です。その為、育児をサポートしてくれる人がいるのか、人が難しい場合はサービスを利用しているのかを確認しています。
④育児相談
退院後の生活では入院中のようにすぐに誰かに聞ける環境ではない中で初めての育児で不安になることが多々あると思います。
その為、「げっぷがうまくだせない」や「上の子の赤ちゃんがえりが大変」等という相談から「「抱っこ紐の使い方がわからない」等という育児物品の使い方まで、幅広く不安や悩みに対して相談に対応しています。
どんな些細なことでも、1人で抱え込まずに聞いてみてくださいね。
以上、簡単ではありますが新生児訪問についての説明でした☆