私の芝居日記 第27号「テーバイ」
「テーバイ」(新国立劇場)
原作:ソポクレス 『オイディプス王』『コロノスのオイディプス』(高津春繁 翻訳による)『アンティゴネ』(呉茂一 翻訳による)
構成・上演台本・演出:船岩祐太
日時:2024 年11月24日(日)13:00~16:00
劇場:新国立劇場小劇場(東京初台)
キャスト:
植本純米、加藤理恵、今井朋彦、久保酎吉、池田有希子、木戸邑弥、
高川裕也、藤波瞬平、國松 卓、小山あずさ
作品を紹介しているホームページには
ー『オイディプス王』『コロノスのオイディプス』『アンティゴネ』3つのギリシア悲劇を再構成し、「一つの国が没落していく姿」を描く─
とあります。
国家の統治、為政者の苦悩、戦争、家族の愛憎が描かれた作品です。
オイディプスを演じた今井朋彦が圧倒的に良い。祖国を追放されて、娘と諸国を放浪するシーンの語りは絶品。
舞台で今井朋彦を観たのは初めてですが、この人のシェークスピアを観てみたいと思いました。
平幹二朗のシェークスピアは素晴らしかったが、それを超えるのは今井朋彦かもしれない。
芝居日記は久しぶりですが、今井朋彦のことが書きたくて投稿しました。
地味な芝居でしたが、劇場は満席でした。
それでは、またお会いしましょう。さようなら。
(山本満)