年金手帳から基礎年金番号通知書への切り替え
R4.4から年金手帳が廃止されます。長期に被保険者種類の変更がなかった方はあまり開いて使うことはなかったのではないでしょうか?
年金手帳を開くと、○○○○-○○○○○○ という具合に基礎年金番号が記載されています。
この基礎年金番号は年金制度においてそれぞれの手続きをする際に使用する番号であり、国の管理のもと、電子的に被保険者の納付記録や標準報酬、又は年金額等が記録されています。
マイナンバー(個人番号)ができてからは基礎年金番号と個人番号が紐づけされるようになったため(海外在住等で個人番号が付与されていない方を除く)、マイナンバー(個人番号)の記載により各種届出ができるようになりました。
結果的に年金手帳を使用する機会が減り、合理化することになったわけですね。ちなみに基礎年金番号が無くなるわけではありませんので、R4.4以降20歳に到達する方や手帳の再発行を希望される方は基礎年金番号通知書という紙面で番号通知されるようになります。(今までも共済被保険者の方は基礎年金番号通知書で通知されていましたので一本化されることになります。)
手元にある年金手帳は処分してしまうのではなく、年金加入記録の確認に必要になることもありますので、しばらくは保管しておくとよいと思います。