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未支給年金について
公的年金の種類は大きく分けると、老齢・障害・遺族があります。
年金の支払い日は原則、偶数月の15日(土日祝の場合は前日)になります。
4月・5月分⇒6/15支払い
6月・7月分⇒8/15支払い
8月・9月分⇒10/15支払い
10月・11月分⇒12/15支払い
12月・1月分⇒2/15支払い
上記のように、それぞれの支払い月に前月分までが支払われることになります。
年金を受けている方が亡くなった場合はどうでしょうか。
例えば5月に死亡した場合、年金の振込は6/15ですから、死亡した本人は4月分・5月分は受け取れないことになります。
この受け取れなかった最後の年金を親族に受け取っていただく手続きを未支給年金の請求といいます。
未支給年金を請求できる親族には以下の条件があります。
・死亡の当時その者と生計を同じくしていたもの
・請求順に、配偶者・子・父母・孫・祖父母・兄弟姉妹・その他の三親等内の親族(甥姪、死亡した配偶者の妻など)
つまり請求順位が先順位であっても、生計を同じくしていなければ未支給年金を請求することが出来ません。
生計同一要件は請求者の収入要件は関係ありません。おなじ世帯であるか、別世帯であっても死亡者と請求者がどちらか経済的援助をしていたならば生計同一申立書(第三者の証明記載欄あり)により報告することになります。
また、年金を請求できる方が未請求のまま死亡したとすると、受給権の発生した翌月分から死亡した月まで分の未払い分を上記の遺族が請求できることになります。
未支給年金の消滅時効は5年ですのでご注意ください。