コミュニティナースを選んだ理由
コミュニティナースとして、
病院や施設ではなく、
街の中の医療人として働いています。
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1. プロローグ
看護師国家資格を取得後、総合病院に就職しましたが、
結婚を機に退職しましたが、ちょっとしたことがきっかけで、
そこからは介護福祉でどっぷり働くこととなりました。
病院で働く以上に多種な職種との関わることとなり、
難しい部分はあれど、とてもやりがいのある仕事ばかりでした。
人生の途中では、人間関係では裏切られたり、落胆したり
苦悩の連続でしたが、もちろん良い出会いもあり、
今振り返ってみると、とても忙しい人生でしたね・・・(笑)
その中でも私の節目といえば、42歳に発覚した自分自身の大病です。
この時は、色々考えましたね~
どうしてこんなことになってしまったのだろうか?
なぜ、私が?今まで一生懸命生きてきたのに何か悪いことしただろうか…
それまで、「自分は健康だから大丈夫!」と思っていた一人が
何がともあれ、この「わ・た・し!」だったのです(笑)
この時に、改めて未病・予防の大切さを痛感しました~!!!
こうなってしまったのには、理由があるのでは?と色々調べました。
この時、「病気は突然に発症するものとそうでないものがあり、
後者は、さかのぼって10年くらい前に原因があったりする。」
という一文を目にしたんです。
私の10年前って?
あ!あの一連のことが10年前くらいだったなあ・・・
思い当たるふしはありました。
その頃(10年前)、家庭のことでガタガタで、
夜もあまり眠れず、心身ともに衰弱していて
フッと息を吹いたら消えてしまうようなろうそくの火のようでした。
自分で自分の状況に気づいたのは、
ある日、お笑いのテレビ番組を見ていたのですが、
全く笑っていない自分に気づいたのです。
「あ、私、全然笑っていない。笑えない・・・」
この時、娘は3歳。
さすがに「私、もしかしてヤバイかも」と気づいたのです。
その時に、自分の状態に気づくことができたから、
良かったと思うし、今の自分がここに存在できているのだと思います。
私にもしっかり「母性」というものが、ココロと脳に残っていた・・・
本当に良かった。
そこからは、自分のココロと脳を取り戻すために、
セルフケアをしてきました。
その方法が、「仕事」だったのですが、これはこれで大変でした。
人材不足により業務過多・残業による長時間労働、
24時間365日オンコール対応、
そして多職種間の価値観のずれによる人間関係などストレスは山のようにありました。
しかし、仕事はやりがいもあり、一生懸命に働き、
ろうそくの火のような時期から10年程経過した時に
大病の発覚だったのです。
では、ここで見方をちょっと変えてみましょう。
↓ ↓ ↓
私は、この間の10年間の間にこの大病の種を育ててしまったのです。
言い換えれば、発育を止めることができたかもしれないのに、
それに気づけず、育ててしまった・・・ということになります。
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が~ん!!!
やっちまったなあ~!!!(クー〇ポコ風?)
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その時は、手術と基本的な治療を受け、
仕事にも復帰することができました。そして、責任ある職にも任命を受け、
一生懸命頑張ることができ、やったー!と思っていたら、
突然、腸閉塞になってしまい、約1ヶ月半の治療を余儀なくされたのです。
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が~ん!!!
やっちまったなあ~!!!(part2)
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比較的「どうにかなるかな」と思う能天気な私ではありますが、
これについては、3度目がないようにと気を付けておる、今日この頃です。
2. 私の想い
私自身の経験のごく一部ではありますが、
これらの事例により、
病気は自分の日常生活で作り、育ててしまうこともある
よって、それに気づくことができれば、
進行を食い止めることも可能である
という、明るい可能性が立証されたように思っています。
「まだ、自分は元気だから大丈夫」
「具合が悪くなったら病院に行けばいい」
というのではなく、
病気になる(発症する)前から
「病気にならないように体つくり」をすることで
健やかで笑って過ごせる未来を手にできると私は思っています。
お恥ずかしいことながら、
「まだ大丈夫」と過信していたのが自分だったのですが、
だからこそ!
当時の私のように考えられている方々に
「その考え、ヤバイですよ~!」と教えてあげたいのです。
ツライ病気を経験してしまったことは、私自身にとって
「後悔」の何物でもないですが、
この「後悔」をコミュニティナースというミッションにより
「ありがとう」に変えていきたいと思い始めました。
そして、この「予防医学・未病」といった分野の関わりも
看護師の仕事ではないかと思うようになりました。
看護師は、治療や病気に対するサポートというイメージが
強いと思います。
特に病院では、病気を治療することに専念します。
例えば、入院して手術をしたとします。
手術をすることで、あたかも治った、よくなった
という感じで、退院しますよね。
しかし、家に帰ると
また以前の普通の生活に戻っていく…
病気になってしまったときと同じ生活に戻ってしまっては
また、同じことを繰り返す(=病気になる)リスクが
高くなってしまうのです。
「退院後の生活」=「日常の生活」をどう過ごしていくか⁈
これを考え、「予防医学」「未病」といった視点を持つと、
健やかな生活を送り、最期を迎えるまでが
「看護」としての役割があるのではと思えてきました。
でも、これが、とっても大切なのではないか?
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私が白衣の天使として尊敬するナイチンゲールの看護論では、
『看護とは、体内で働く自然治癒力(生命の回路システム)発動しやすいように、患者を取り巻く生活のすべてを、生命の消耗を最小にするように、最良の条件に整えることである』
参考:【ナイチンゲール看護論】ナイチンゲール看護研究所
https://nightingale-a.jp/nursingtheory/
などと書かれていました。一言で言うとするならば・・
■看護の役割は、
患者に自然の力が働きやすくなるような環境を提供し、
患者の健康の回復を助けること。
■看護とは、
患者の生命力の消耗を最小限にするように、生活過程などを整えること。
なんや〜これ!
学生時代に学んで頭の中にたたきこんでいましたが、
当時はそんなに気にならんことが、今はしっかり目に入ってきます。
これには、「予防」といった視点も含まれていたのですね…
ナイチンゲールはきちんと教えてくれていたんです。
私は、自分の身体とココロのバランスと家族のことを考え、
自分の生き方を振り替えり、セルフ看護を試んでいます。
もしかしたら、セルフケアともいいますかね(笑)
自身の働き方改革で、医療や介護の最前線という活動の場からは
外れてしまいましたが、私は看護師です。
看護師として、そして私だからできることがきっとある!
そう思い、その人がもつ自然治癒力が働きやすくなるような環境つくり
をしようと考えました。
人を健康にし、明るい未来作りを作っていくには、
「治療・医療」の現場と日常生活の中でのサポートの
二本柱で医療人が活躍していく時代がやってきたのです。
私は、一人でも多くの人に健康でいてもらいたい!
そう思っています。
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そして・・・
日本には各々の理由があって、
看護師としての力を発揮できない潜在看護師が
たくさんいらっしゃいます。
私は、その方々が自分の働ける範囲の中で社会貢献していくことで、
結果として、周りの方々の健康と幸せつくりに繋がっていくと
考えており、そのための環境づくりをしていきたいと考えています。
まずは、ご興味や関心がある方と繋がっていくことから始めたいな。
最期に・・・
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「私はすべての病院がなくなることを願っています」
フローレンス・ナイチンゲール
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病院に行かなくてもいい人たちが、増えていくといいですね。
最期まで、お読みいただきありがとうございます!