190.2021.02.27「逆立ちぬ」
知らない人についていかない
「年齢を基準に考えない」「比較しない」のふたつだけでラクに生きられる、ということを教え子には言ってきた。私自身、競争から降りてずいぶんたつ。思えば高校生のころから、他者と同じ時間にテストを解いていなかった。「はじめ」の声がかかったら一瞬タイム。おぉ、みんなはじめたか、と確認してからスタートした。出遅れといえば出遅れだが、意図的な出遅れという作戦もある。事実、武豊が以前たまにやっていた。蛯名正義は単に出遅れていた。
22で卒業して、就職して、結婚して、マンション買って、車買って、子どもができて、という「普通」の人生に実は憧れている。実にまっとうですばらしい。…と思ってしまうのは、圧力があまりに強いからだと思う。自分の人生にはこれが必要だ、と考えれば、大学院に行ったり、留学したり、留年したり、完全に野に下ったり、という選択肢が眼に入る。療養というケースもあるだろう。結果的にできればいいのであって、たとえばかけ算を同じタイミングで「理解」できると考える方が不自然ではないか。回路がみんな違うのに。「うちの子はまだ歩かない」というのも同じ。その子にとってまだ歩くタイミングがきていないだけだ。いずれ歩くんだから。
そんなことを考えている私にとっても「その女、ジルバ」は胸にクる。アララは新しいジルバになるんだろう。
46.6kgのブルース
体重をツイートしはじめてけっこうたつ。開始当初は43kgとかだったが、ここ数か月は45kgを下回らなくなった。27日は46.6kgで、「ベストは46.2kg」と言っていたころがなつかしくもなっている。46.2kgでも多いくらいだったのに。何かがはじまったんだろうか。そういえば両腕が痛い。次は老眼か? ローガン大統領か? こういうことを言い出す時点ですでに?
日記を読もう
日記の研究をしていたことは書いたと思う。まだウェブ日記がどうのこうのと言っていたころで、ブログはなかった。はしりといっていい。日記の研究をして何になるのかと問われれば、承認欲求とかコミュニケーションのあり方みたいな議論しか思い浮かばなくて、何か新しい理論でもあれば教えてもらいたいくらいだ。しかしむしろアカデミックよりも一般に日記が広がっていて、下北沢(正確にいえば小田急の線路の跡地だったか)に専門店があったりする。私の大好きな目黒考二「笹塚日記」は置いてあるだろうか。服部みれい「あたらしい東京日記」は?
本日の一曲
MOON CHILD「ESCAPE」(https://www.youtube.com/watch?v=PcEiJ__9F7Y):私の世代にはたまらない曲。
27日のヒット賞
今日のヒット賞は、「ドッキリGP」で、「跳び箱跳んだら池」に引っかかったことに気づかずに池の中から森脇健児が放ったひとこと、「制作のミス? 僕のミス?」に決定。
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