「教育熱心だね」と言われたくない
教育熱心だねと言われると、イラっとしてしまう
教育雑誌で「算数好きの子どもを育てる」「英語が話せる子どもになる」などの見出しを見ると、イライラしてしまう
教育に興味があるのに、なんでだろうとずっと思っていて、でもうまく言葉にならなくて、随分長らくモヤモヤしていたのですが、最近ようやくわかりました。
教育という言葉に、「子どもをコントロールしようとしてる」という意味合いが含まれているように感じていたからだと思います。それも、無意識に。
今は、教育虐待という言葉もあります。「あなたのためを思って」という名目で、子どもを自分の意向に沿わせるようにしている家庭を、職業柄たくさん見てきました。
行き過ぎてる親に対しては、目の前で人が殴られてるのをただ見てるしかない状況と似たような感覚がありました。今でこそ言えますが、正直とても不快でした。
罵声などのわかりやすいものなら止められるけど、優しい口調で、暗に保護者の希望以外の進路に進むならお金の援助はしないよと言っているという状況の方が多くて、そしてそちらの方がより不気味でした。
優しいけど、穏やかだけど、殴ってる。そんな歪んだものを見せられてる気分になっていました。
だから予備校の仕事を辞めたのかもしれない。でも、教育にはずっと関心があります。
子育て中の今は、無意識にでも子どもをコントロールしようとしている節が自分にないか、常に意識して接しています。