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なんなんだよ。

昔ルームシェアをしていた時、相手の子は仕事時間が不規則だった。
だから私が先に家に帰っていることの方が多かった。
心配性の私は家に帰ったらできるだけチェーンロックをしたい。でも相手がまだ帰ってきていない。だから当然しない。
しかしたまに私の方が帰りが遅い日があった。そんな日は丁寧に今日は遅くなる事・だからチェーンロックしないでね、と連絡をしていた。
それでも、チェーンロックをされていて家に入れない時が何度かあった。
そういう場面ってだいたい夜の遅い時間だから余計にイラつく。チャイムを鳴らしたりスマホで電話したり。
そうすると寝ていたその子が目をこすりながら「ごめんねー」とドアを開ける。
もし彼女が起きなかったらと思うとゾッとする。夜遅くに帰ってきて早く寝たいのに、
なぜ私は自分の家に入れないのだ?

常に気を張って生きてる私からしたら、同居人がまだ帰ってきていない(まして連絡もしている)のにいつものクセのままチェーンロックをかけ、眠る、そしてそれを何度もやる彼女の適当さに腹が立って仕方のないものだった。

そんなルームシェアはとうの昔の話なのだが、
今、私は家に入れないでいる。
残念ながら主人もかの同居人タイプなのだ。
ん?多くの人はそういうものなのか??
主人は寝てしまっていたことはさすがになくてすぐ「ごめん」と開けてくれるし、「いつものクセだから仕方ないじゃない」と多くの人は許せるものなのか?
多分私は「あぁお家に帰ってきたぞ〜」と自分の目的地・居場所に帰り着いたのに、なぜすんなり入れないのか、というところに大きく腹が立つのだ。

夜私の方が遅く帰ることもちょくちょくあり、チェーンロックされている頻度もちょくちょくはある。いつも鍵を差し込む時に一瞬、これでチェーンロックされてたら気分悪いわと思いがよぎる。
ドアを開けてガチーーーンとチェーンにはばまれるとめちゃくちゃイラッとする。

今日はとても寒い。さらになんとエレベーターが点検で動かないため10階まで階段で上がってきたのだ。
おいおいまさかと思って鍵を開けたら、ガチーーーン。そしてすぐ出てこないところで察した。彼はお風呂に入っているのだ。
腹が立って腹が立って腹が立って、しばらく廊下で待つ。このまま風邪ひいてこじらせて死ねればいいのにと思うけれど、一応5分後くらいにチャイムは2度鳴らしてみた。出ないからまだお風呂なんだろう。
車の中で待つという手は、また階段を上がるのなんてごめんなので使えない。とにかくイライラしているのでスマホに連絡もせず、今こうして寒空の廊下で文章を打っているわけだ。
そろそろ40分も経つだろうか。部屋から生活音は聞こえてきているので、もうとっくにお風呂からは出ている。
私の帰りが遅いなぁとは思っているのだろうけど、オレ間違えて玄関のチェーンロックしちゃってたっけ?!とは気にしないんだろう。
別に私もこうして文章を書いたりスマホを見たりしていれば暇は潰せている。
ただどんどん体が冷えてきたからまた風邪ひくのかなぁ。
こうしていても何も得することなんてないのに、そしてもうイライラもしていないのに、何をやってるんだろうねぇ。
家に入れなかったせいで私が風邪ひいてこじらせて死んで、そしてあなたは玄関のチェーンロックをしてしまったことを思いっきり後悔するがよい!と昔ならそういう考えだったけど今はまぁそんなこと思ってる訳でもないし。
と、久しぶりの文章をバババッと思いのまま書き上げることができたのでそろそろもう一度チャイムを押そうかなぁ。

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