なぜスイカ味???
夏です。ここ、カリフォルニア、サクラメントエリアの長い夏は、40度を超える熱波が定期的にやってきます。日本のような湿度はない、ドライヒートとはいえ、とにかく暑い、暑い、熱い夏なのです。
基本的に、私は夏が好きです。そして、夏の楽しみのひとつは、どこに住もうと、スイカ。食べやすくておいしいだけでなく、体温が下がる、さらには水分もばっちりとれる優れもの。スイカと花火の組合せは、夏の風物詩、なんてイメージがあるものですが、アメリカでは、バーベキューとスイカが仲良しのようです。
さて、そんなスイカについての謎。アメリカでは、スイカ(Watermelon)味が定番です。どういうことかというと、例えば、キャンディーでよくあるフルーツといったら、日本では、イチゴ、レモン、オレンジ、ブドウなどでしょう。それが、ここでは、チェリー、ブルーラズベリー、ストロベリーに加え、スイカがランクインするのです。しかも、決して夏限定ではありません。つまり、人気なんです。スーパーで、スイカ味のハイチュウを見つけて、びっくりしたこともありました。そこまでなぜ、スイカ味?
スイカ味アイテムは、他にもいろいろあります。タイトル上の写真は、スーパーで見つけて、思わず写真を撮ったスイカのカップケーキ。私が働いているお店では、スイカのマカロンを売っています。見た目はかわいいです。だからといって、なぜスイカ味。。。
最近は、スイカ味の炭酸水も、よく見かけます。スイカねぇ。。。
私が、スイカ味の何にひっかかっているのかというと、カブトムシです。そう、子供のころ、兄と夢中で飼っていたカブトムシ。スイカにかぶりつく、あのカブトムシです。スイカそのものは好きなので、矛盾があるようにも見えますが、スイカジュースはカブトムシのもの、というイメージが、どうにもぬぐえないのです。矛盾を解消するために言っておきますが、スイカそのものには、スイカの食感、というものがついてきますからね。カブトムシとは、ちと違う。うん。
ちなみに、この「子供のころにカブトムシを飼う」という『あるある』こそ、日本ならではのもののようです。「子供の時にカブトムシを飼っていてね、、、」と話して、相手の頭に浮かぶ「???」を、これまでに何回、見てきたことでしょう。話題性は抜群です。それこそ『ここがヘンだよ日本人』ってヤツですね。
スイカ味で思い出しました。旦那さんと結婚前にサンフランシスコでデートをしていたときのこと。街中でかわいらしいジェラート屋さんに入ったんですね。太陽の光がサンサンと輝くカリフォルニアらしい、色とりどりのフルーツフレーバーがせいぞろい。どれにしよう?って散々迷った挙句、私はブルーベリーを選択しました。その横で、旦那さんは、涼しい顔で「ウォーターメロン」を注文。こんなにいろいろあるのに、なぜ故スイカ?なんで?なんでなのぉー?!まぁ、そんな彼とはやっていけない、と思うこともなく、今に至っていますので、大した問題であるどころか、どうでもいいことのひとつなのですが。
場所が変われば、人気の味、定番の味も変わります。小さなことではありますが、これもひとつのお国柄、と私は言いたい。変なのは私、、、ということではないです、、、よね?
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