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2. カラーハンティング -「まちの色採集・クレヨン作りワークショップ」マニュアル-


カラーハンティングの様子

絵の具を混ぜて色を再現する「カラーハンティング」の手法を用いて、まちの色を採集します。

写真: 「まちの色採集・クレヨン作りワークショップ@神山」
一般社団法人つなぐ公社、慶應義塾大学石川初研究室


カラーハンティング
とは:
デザイナーの藤原大さんが提唱されている、景観から色を抽出する手法を参考にしたものです。

藤原大, 『COLOR-HUNTING 色からはじめるデザイン』, トゥルーリング, 2013.
OSOTO WEB「その場所だけの色を求めて - Take me to the outside」http://osoto.jp/takeme/color02/ (2024/11/03閲覧)

2. カラーハンティング @外または会場内


1. 事前準備

1-1. 画用紙を2cm×6cmに切ったものを(1人が作るクレヨンの本数分)×(参加者人数分)用意する。

1-2. ワークシートを人数分印刷する。
https://drive.google.com/drive/folders/1HqItmamYIBSRUeu2aRwo82o_K7LQSnt5?usp=drive_link ←「まちいろワークシート」データのフォルダです。こちらからダウンロードしてお使いください。(子供向けと大人向けがあります。)

--カラーハンティングセットの準備--
1-3. ワークシートを一枚ずつバインダーに挟んで番号を書く。

1-4. 画用紙を(採集する色数分)用意し、バインダーに挟む。

1-5. 上の空白部分に、絵の具を乗せた紙皿と、何も乗せていない紙皿をマスキングテープで貼り付ける。

1-6. バインダーに筆と鉛筆を一本ずつ用意する(子供の場合はマスキングテープで貼り付ける)。

1-7. コップに水を入れる。

カラーハンティングセットの完成


2. 実践:まちの色を採集してみよう

2-1. カラーハンティングセットを1人1個ずつ持って、外に出る。(この時スタッフは絵の具、水を入れたバケツ/ペットボトル、ウェットティッシュ、小さく切った画用紙の予備などを一緒に持っていく。)

2-2. 見つけた色を絵の具で再現してもらう。

例:
①風景の中で気になる色
②水の色、山の色
などとテーマを決めて探してもらおう!

2-3. 小さく切った画用紙に完成した色を塗ってカラーチップを作ってもらう。

【ワークショップのコツ】
濃い色の絵の具は強く、薄い色の絵の具は弱くなる。そのため、採集するものの色を決めたら、一番割合が多そうな薄い色から混ぜ始めて、徐々に濃い少しずつ色を足していく。
確認したい時は、画用紙の先に少し絵の具をつけて、実物の横に持っていって照らし合わせる。

2-4. カラーチップと採集した物の写真を撮る。

2-5. カラーチップの裏に「シートの番号-色の番号」を書く。

2-6. カラーチップをボードに挟み、色名ワークシートを記入してもらう(子供が小さい場合は代筆もしくは直接聞いて録音しておく)


オリジナルカラーチップの完成!


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