阿佐ケ谷駅前にメリーゴーランドが来た話 ーあさがやPICNIC2024(1)
阿佐ヶ谷のまちをぐるぐるして楽しむイベント「あさがやPICNIC」。おかげさまで天気にも恵まれ、5/18に無事開催できました。ご一緒いただいた皆さま、遊びにきてくださった皆さま、クラウドファンディグなどで応援いただいた皆さま、ありがとうございます。主催となった阿佐ヶ谷ピクニック実行委員会は、地元有志集団。母体は「阿佐ヶ谷エンジンズ」という2017年から当社が事務局をつとめるチームです。
当日は朝から終了まで来場が途絶えず。メイン会場となった阿佐ケ谷駅南口の噴水広場は、人工芝を敷き込んだこともあり、ちいさな遊園地のような雰囲気。駅前にメリーゴーランドという、ややびっくりな企画ではありつつも、なごやかでゆったりした時間となった1日でした。遊びにきてくださった方に「ちょっと・・・パリの街角みたいですね!!」と言われたのが最大の褒め言葉でした。欧米か。
メリーゴーランドの他、駅前広場では中高生が販売を担うレモネード・ポップコーンやさんも。9人の中高生が衛生管理やレジなどの事前説明をうけ、販売をがんばりました。大人のサポートを得つつも、売上のなかからおこづかいをゲット。立派。
メイン会場となった南口広場以外にも、高架下(ビーンズ阿佐ヶ谷てくて広場)では「かざぐるまワークショップ」。かざぐるまは昨年のPICNICの際に、みんなであれこれしながら制作レシピを考案したオリジナル。今年は黄色と青の2色。
ビーンズ阿佐ヶ谷のメインエントランス(中杉通り沿い)付近では、「本じゃんけん」「帯当てクイズ」のコーナー。
本じゃんけんは、本のタイトルに含まれる「数」の大小を使ってじゃんけんをする→勝った方がピコピコハンマーで攻撃!(負けた方はヘルメットで防御!)という、本の内容や文学的意義を全く無視したゲーム。「数」はアラビア数字や漢数字もあり、大人も子供も白熱のゲーム展開。
一方の「帯当てクイズ」は、バラバラになっている「帯」と「表紙」を合わせるカルタのような遊び。帯は新刊にしかついていないし、重版のたびに帯のバージョンも変わっていくので、本好きのマニア心に刺さって好評の模様。
このコーナーは、阿佐ケ谷駅前の八重洲ブックセンターさんに協力をお願いして実現したもの。以前に長く駅前で営業していた「書楽」さんの閉店が決まった後、地元の声を受けて営業を引き継いでくれたのが八重洲ブックセンターさんでした。文士のまち阿佐ヶ谷(阿佐ヶ谷って、川端康成や太宰治が暮らしたり飲み歩いたりした街なんです)にこれからも書店が続いていったらいいなと思って企画を持ち込んだもの。
そして、本にまつわるコンテンツはもうひとつ。「本のあるトコ」を阿佐ヶ谷のまちなかに作ってしまおうという企画。
まずは駅前広場。
さらには、阿佐ヶ谷のお店などにお声がけして、お店の片隅に「ほんトコ(本のあるトコ)」を作っていただきました。
メイン会場はコンパクトながら、多くの方に来ていただけてよかったです。