こどものイタズラ受けて立つ!【阿佐ヶ谷エンジンズ】
まち暮らし不動産が事務局を担っている「阿佐ヶ谷エンジンズ」。ジェイアール東日本都市開発から受託しているお仕事です。中央線阿佐ヶ谷〜高円寺の高架下や、駅関連施設をつかって阿佐ヶ谷をおもしろがる「部活」の運営を通じて、「高架下って遊んでいいんだ」「駅のショッピングセンターって一緒に楽しめる場所なんだ」って感じてもらえるような仕組みを実装。建物や場所にまつわる関係性をかえることで、ハードとしての不動産は「キャラ変」していく。つまり本来の意味での「開発」業務。だいぶキャラ変わってきてる気がする。いいぞいいぞ。
エンジンズのメンバー(部員?)は阿佐ヶ谷に縁のある人ならだれでもOK。年齢とか性別とかはあんまり気にしておりません。ひとりで来たり、子連れだったり、男女も年齢もバラバラしています。グループウエアでやりとりしつつ、月に1回ぐらい定例で集まる会があり、次にやることのアイディアをだしたり、お互いの話を聞いたり。そのほかはイベントの内容によって参加したりしなかったりです。「いつもの阿佐ヶ谷マップ」という地図ボードや、「あさがやレールサイドPICNIC」「アクリル板アップサイクル実験室(ワークショップ)」の企画運営などもしてきましたが、エンジンズの普段の活動自体はユルいのに、なにかやるときはエンジンかかってすごい!みたいな人たちが多いです。引き続きメンバー募集中。
ハロウィンになにかイベントしようということになり、あれこれアイディアを出し合いました。「トリック・オア・トリート」っていうけど、ただのお菓子配りってつまらないじゃない?むしろイタズラしたいよね・・・さて、何にイタズラするか・・・
まさかの橋脚!!!
この「高架橋脚」というのは、JR(鉄道会社)の資産でして、とてもとても管理が厳しいです。エンジンズも高架下を使ったイベントをたくさん開催してきましたが、橋脚に張り紙もNG、物を立てかけるのもNG、傷をつけることや落書きなんてもってのほか!という代物。ビーンズ阿佐ヶ谷の担当者さんからは「あれは神殿の柱や神様の住む御神木と思え」と冗談を言われるほどです。そりゃそうですよね、毎日あの上をとんでもない数の人と電車が走っていますので、安全管理上ルールが厳しめ。
(エンジンズが高架下で活動をし始めた頃、高架下の取説映像を作ったことがあります。ご参考。出演しているのは阿佐ヶ谷住民とビーンズ阿佐ヶ谷のみなさんです。)
おそるおそる、ビーンズ阿佐ヶ谷のみなさんに企画書を提出したところ、まさかのOKがでました。もちろん本物の橋脚じゃなくてダミーなんですが。
ここらへんで私たちも気づいてきました。「つまり、橋脚が橋脚の仮装をしているのだ」と。(笑)
壁紙はボードの補強のため、一般的な内装工事の貼り方と変えてみたのですが難儀でした・・・両面テープでの施工も逆に難しい・・・(普通に貼ればよかった・・・)