慌てて死のうとする必要なんてない『ベロニカは死ぬことにした』パウロ・コエーリョ著、江口研一訳を読んで
結構昔の小説だと思っていたら、98年の作品らしい。と言っても、もう二十年以上前か。
大量の睡眠薬を飲んで、閉鎖的な精神病院の中で目が覚めたベロニカ。
そんな中でも看護師のゼドガや、マリー、エドワードなどと出会い、その人たちと接していく。
精神病院はヴィレッジといわれ、殆どそこで生活をしていて、どこか息苦しさも感じるが、次がどうなってしまうのかが、題名が題名なだけに気になってしまう作品。
個人的には大学生の若い多感な時に読んでおきたかったと、読み終わって思った。
題名もそうだけど、精神病院の中ということもあり、色々と考えさせられる作品でもあるかもしれない。
映画化もされているから、知っている人も多いかもしれない。
何にせよこの作品については読み始めたら、ぜひ最後まで読み通して欲しい。
100冊チャレンジ
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