豊島岡女子学園のいいところと悪いところ
こんにちは.東大まちこです.
今日は,私の通っていた高校「豊島岡女子学園高等学校(以下 豊島)」を紹介します.
豊島は中高一貫ですが,私は高校から入学したので,高校生活についてお話しますね.入学は2009年,卒業は2012年です.
「豊島って実際どうなのよ!?」という受験生の方,その親御さん,実際に3年間通って卒業した私が,ぶっちゃけたところを紹介しますので,ぜひ読んでみてください♪
豊島の基本情報
豊島岡女子学園高校は、豊島区にある私立中高一貫高校です。女子御三家(桜蔭、女子学院、雙葉)と肩を並べるほどの進学校です。更に高校から唯一外部受験できる進学校として名高い学校です。進学実績は東大をはじめ、早慶明治など有名大学の進学率が高いことで知られています。 部活動においては、部活動は特にテニス部・剣道部・書道部・囲碁部などが活躍していますが文科系のコーラス部は過去に全日本文合唱コンクール・NHK全国音楽コンクールの東京都大会で銀・銅を受賞し、全国大会出場経験もあります。https://www.minkou.jp/hischool/school/3071/
偏差値は大体71くらい.
2020年春の大学進学実績は,東大が29人でした.都内有数の女子高の進学校として知られています.
では,豊島のいいところ・悪いところ,いってみよう!まずはいいところ!
東大/医学部に入りたい人にはうってつけの環境!
学校として,東大・医学部への進学に非常に力を入れています.そのため,お勉強はそれなりに大変です.毎月小テストを行い,合格するまで追試があったり,学校の定期テストもそれなりに難しかったり.ただし割と手取り足取りして教えてくれますので,きちんとこなしていけば実力はつきます.先生たちも,生徒を東大や医学部に入れることを念頭に入れて指導していますので,自然と東大や医学部へのモチベも保ちやすいと思います.
私は数学の定期テストで19点とったり,化学のテストで50点取ったりなかなか散々な成績ではありましたが,(1年の浪人ののち)東大に入ることができました.
また,折に触れて東大に行った先輩との懇親会も開かれるので,お悩み相談やどのように勉強していたか?など教えてくれます.私はこれに参加して,かなりモチベにつながりました.
女子高楽しいよ
入る前は,「女子高ってドロドロしてそう・・いじめとかあるんじゃないかしら」と思っていましたが,実際入ったら全然そんなことはなかったです.
正直,みんな学校での勉強や塾で疲れていて,いじめなどの生まれる余地があまりなかったという感じかもしれません.
女子高とても楽しかったですし,気楽でした.
その他のいいところ
●校舎がきれい:シャンデリアのきらめく螺旋階段があったり,本格的な茶室があったり,充実した自習スペースがあったり,長野県にロココな研修施設があったりと,私立ならではの設備の良さは魅力.
●なんとなくお嬢様感が出る:「私立の女子高」というだけで,大学や就活などで「なんかお嬢様っぽいね」という印象を持ってもらえます.これは個人的には結構お得感ありました.はい.
●学食「ぽっぽ」が安くておいしい:400円でお腹いっぱいおいしい食事を食べられます.大好きでした,ぽっぽ.「鶏の山賊焼き」とか「柚子胡椒ラーメン」とか・・おいしかったなあ
では,悪いところ行ってみましょう!
●キラキラキッラアアアアみたいな高校生活は,多分,送れない.
高校に行ったらイケメンと恋して,部活もがんばって,放課後にみんなでマックでだべってカラオケとか行って,少女漫画みたいな高校生活送るんダ!!って人には,多分もっとも向いていない高校の一つだと思います.
●校則は鬼厳しい
髪は結ぶ,ネクタイと名札と校章は必ずつける,スカートは絶対ひざ丈,まあここら辺は序の口ですよね.当たり前ですが学校でスマホをいじってはいけませんし,お菓子も食べてはいけません.髪を染めたりお化粧をするなんてもってのほかです.
まあ,上記のような校則は割とよくあることと思います.
特殊なのはですね・・
放課後は,塾以外ヘの立ち寄りは禁止です.マックでだべったりしていると,近くを歩いていたスパイ(という名の豊島卒業生)に通報されて,先生たちが飛んできます.スパイはどこにでもいます.新宿,渋谷,原宿・・・.豊島の卒業生の数は半端じゃありませんし,豊島生の制服は特殊なので見る人が見ればすぐにわかるのです.
私が在宅中にスパイからの通報でしょっぴかれた友人は2人います.校長室⇒反省文という流れでした.
●豊島おじさんに話しかけられる(かもしれない)
私が高校生の時,「豊島おじさん」という人がいました.普通の地味なおじさんなのですが,制服で豊島生と見るや「あの~~豊島岡女子学園の方ですよね?」と話しかけてくるんです.
私は新宿で2回話しかけられました.友人は熊谷で話しかけられたといっていましたので,おじさんの活動範囲はなかなか広そうです.
「あの~~豊島岡女子学園の方ですよね?」ときかれ,「はあ」と答えると「東大はいってくださいね,応援しています」と言い残しておじさんはどこかへ消えていきます.
まあそれだけなので無害といえば無害なのですが,気味は悪いです.
あのおじさんは一体なんだったのでしょうか.実はおじさんの前世は豊島生で,東大に入ることを夢見ていたけどかなわなかったとでもいうのでしょうか.それとも東大に入りたかったけど入れなかった学生の魂の集合体がおじさんだったのでしょうか.
真相は闇の中です.
●毎朝運針をしなければならない
まあこれは,一概に悪いこととも言えないかもしれません.豊島の前身は裁縫学校でしたので,その名残で,毎朝8:10~8:15の5分間,無心で運針をします.運針ってのは,とにかくひたすら縫うんです.5分間で,1mの布を縫って縫って,縫い終わったら往復して縫い続けるというものです.これで「集中力」を養うという目的なんですね.
当時は死ぬほど眠かったので,半分舟をこぎながらどうにかこうにか縫っていました.
もし裁縫が嫌いな人がいれば苦痛な3年間になるかもしれません.
まとめ
今日は,「豊島いいかも.でも実際はどんな感じなんだろ」という人向けに,豊島岡女子学園のいいところと悪いところをまとめてみました.
「部活に行事に恋に放課後の遊びにおしゃれにきらっきら!!東京高校生ライフ満喫しちゃうゾ!」って感じではありません.そういう高校生活を送りたい人は,むしろ共学の都立高校が向いているでしょう.
「コツコツ勉強してそこそこ部活して塾に行って,土曜日も学校.日曜日は疲れ切って眠ってたら1日終わる」
って感じの学校生活です.
でもお勉強の面倒はとてもよくみてくれますし,通っている生徒はいい意味でとがっていないというか,まじめで優しいいい子が多いので平和な学校生活を送れます.
私にはとても向いていました.
豊島岡女子学園での学校生活について質問などありましたら,ぜひコメントを残してくださいね('ω')