秋を見つける🍁
・秋は「見つける」もの🔍
近頃は、夏が終わっても暑さが長引く。
去年一昨年は、10月くらいまで半袖を着ていた記憶がある。
今、秋は向こうから来るものではなく、こちらから出掛けて、見つけるものになりつつあるのではないか、と思う。
秋が来た、というより「秋を見つける」。
・巡り合わせの梨🍐
めったに開いていない梨直売所の梨。この日はラッキーなことに直売所の方が立っていたので、喜び勇んで覗いた。大きさもいろいろの梨たちがごろごろと並んでいる。
痛んでいるところもあるからということで、千円でたくさん、袋に詰めてもらった。
宮沢賢治の「やまなし」を思い出す、黄金色の梨が、食卓に並んでいるとものすごく和む。幸せな気持ちになる。
次々と熟れていく梨に追いかけられながら3、4日で食べ尽くしてしまった。
・金木犀を享受する🌳
近年、金木犀が流行っていて、ドラッグストアなどでも金木犀の香りの商品がずらりと並んでいて、びっくりしてしまう。
小学生の頃、校庭に植っていた金木犀は、子供たちにあまり人気がなかった記憶がある。
大人の香りなのか、金木犀は。
香水売り場でいろいろ嗅いでみたが、本物の金木犀の香りが1番好きだ。
それでも流行に乗っかって、巷の金木犀商品を試してみようという気分になった。
なんせ、秋は見つけるものなのだから。
このハンドクリームの金木犀は、かなり本物に近いと思った。香水よりも香りが長持ちするし保湿もできるので一石二鳥だ。
これから本物の金木犀の香りを享受できるのを、楽しみにしている。
・いとしきさんま🐟
(今年も)夏のあゆを食べ損ねたので、秋刀魚は絶対食べたいと思っていた。
秋のまだ早いうちの方が、脂が乗っていて美味しいということで、さっそく焼いた。
大根をこれでもかとたくさんおろして、醤油をちろっと垂らして。うまい!
・栗と向き合う半日🌰
季節の手仕事として、栗に挑戦してみようと思い、生栗を買ってきた。
本当はマロングラッセを作りたかったが、改めてレシピを見たら、ものすごく根気がいりそうだった…。
せいろを買ったばかりだったので、蒸し栗に計画変更!
冷や汗を流しながら生栗に包丁で切り込みを入れ、いざせいろへ!
せいろで蒸せた! が、この後が大変だった。割れ目から鬼皮渋皮を綺麗に剥こうと四苦八苦して、親指の爪がやられてしまった。
ほぼ半日もかけて、やっと剥き終わり…
後日、剥いた栗を使って栗おこわを作ってもらった。
〜番外編〜到来物たち🍎🍇
今年もあっという間に行ってしまうのであろう秋を、(特に食から)味わうことができた。
あとは道々で秋色に染まった木々を眺めることができれば満足だ。