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藍坊主すなわち人生なひと

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マザーツリーに出逢えて

2019.7.10リリース ミニアルバム『燃えない化石』 4曲目 「マザーツリー」を聴くと、やはり自分の祖母のことを思わずにはいられない。 実家の仏壇の横にずっとある古い写真。母にめちゃくちゃそっくりだけど、誰なんだろう?幼い頃は、よくわからなかった。 彼女は生まれつき心臓が弱かった。子どものいなかった曽祖母が、親族のうちから養子として迎え入れて育てたという。 病気がちながらも成人し、結婚し、母を生むことができた。昔の医療のもとだ。当時は体の弱い人の出産など命がけだっ

    • 推しがテレビに出たこと、あとその他云々ひとりごと

      本当に歓喜のあまりどきどきして胸が高鳴りっぱなしの約5分間。 先日、藍坊主のベーシスト藤森さんが、会社員をしながらバンド活動も充実させている人としてテレビのニュース番組内で紹介されたのでした。 (内容としては、独自のルールのもと月1で週休3日制導入の取り組みを行って成功している企業である老舗黒板メーカーの「SAKAWA」さんを紹介する特集。そのメリットを生かす社員代表として彼の休日に密着取材というものでした) 彼は社内で部長という役職にまで就きながら、バンドでもリーダーと

      • 2024.3.31

        祖母が繋げてくれた命のバトンを私も次に繋げるということに背中を押してもらったという感謝を、この「マザーツリー」の作詞作曲の方に伝えたかったのでした、ずっと。 祖母の生涯の時間と同じ分だけ生きた自分、そしてそのタイミングでちょうど自分の中にやってきた命。 さらにそのタイミングに重ねて出会ったこの曲。 偶然とは言えタイミングが重なった、この2019年の夏にこの曲を出してくれたことに、この世界でいちばん誰よりも感謝してる自信がある私はその気持ちを伝えたい…!(誠に勝手ながら)

        • お礼

          「藍坊主がいいんだってめちゃくちゃ好きなだけ語れる仲間ができたらいいな」 と思って、でも高校時代の苦い思い出から離れるために最初の最初は完全匿名で始めたTwitter(現X)。 たくさんのライブに行って、藍坊主ファンの仲間としていろんな人たちに出会ったこと。 そして、2021年に拓郎さん脱退のお知らせをきっかけに、改めて自分にとっての藍坊主との出会いを突き詰めて、それまでうまく出せなかった過去の話をここで文章にし始めたこと。 気付いたら産まれてから現在までのうちの半分ほ

        • 固定された記事

        マザーツリーに出逢えて

          「ハッピーリバースデー」 がこんなに沁みる日は無いだろう。 そんな1日でした。 ずっとずっと気にかけてきた、私が藍坊主と出会うきっかけになった彼女に、縁あってお会いできてようやく話すことができました。 本当にありがとうございました。

          「ハッピーリバースデー」 がこんなに沁みる日は無いだろう。 そんな1日でした。 ずっとずっと気にかけてきた、私が藍坊主と出会うきっかけになった彼女に、縁あってお会いできてようやく話すことができました。 本当にありがとうございました。

          あの頃の話にも続きがあったらしい

          そういえば、私が初めて"藍坊主"というワードを目にした時の最新アルバムは「テールランプ」という曲が入った『ハナミドリ』だった。 正確にはシングル『空を作りたくなかった』のリリース直後で、数ヶ月後にはNEWシングル『言葉の森』からのNEWアルバム『フォレストーン』!で盛り上がっていく頃だったから、『ハナミドリ』よりは少し後なんだけども。でも1年ちょっと後か。 あの時から今まで随分と時間が経った。 そしてこの間ずーっと抱え続けてきた気持ち。 このタイミングで「テールランプ」

          あの頃の話にも続きがあったらしい

          夢を持てない働けないで悩んできたざっくりとした話

          子どもの頃は絵を描くのが好きで、小学生(低)の頃は休み時間にずっとひとりで自由帳に向かってた。 その頃に、なんか某通信教育の読み物かなんかの子ども向けの適当なおしごと図鑑みたいなので、 "絵をかくのが好きなら…「マンガ家」" ってのを見た記憶がある。 他は「医者」だとか「看護師」だとか「スチュワーデス(って今言わない)」だとか「学校の先生」だとか、そういう大雑把なくくりのざっくりした読み物程度のものでしかないやつ。 それから私はしばらく、将来の夢を聞かれたり書いたりすること

          夢を持てない働けないで悩んできたざっくりとした話

          "君が泣くのなら僕は笑うから" (ランドリー/藍坊主) 生まれてくるのを待ちながらずっとこの曲をお腹に聴かせていたのを思い出した。 うれしいお知らせ。待ってました。よかった。

          "君が泣くのなら僕は笑うから" (ランドリー/藍坊主) 生まれてくるのを待ちながらずっとこの曲をお腹に聴かせていたのを思い出した。 うれしいお知らせ。待ってました。よかった。

          孤独を抱えながらも寄り添い合えることを信じているんだと思う

          2022年8月21日 aobozu TOUR 2022 OTOMOTO 〜金網の向こう側〜 @Spotify O-WEST 約3年ぶりに藍坊主を生で見てきた。 前回の化石 NOT DEADツアー(ツアー開催も3年ぶり)のファイナルを最後に、行けていなかったライブハウスでの藍坊主。 ありがとうありがとう。 本当に、この最高の今の藍坊主を浴びられて幸せだった。 前回、自分にとってはライブに行くことをいったん一区切りをつけなくてはいけない時で、 そんなライブのラストにho

          孤独を抱えながらも寄り添い合えることを信じているんだと思う

          2年9ヶ月ぶりにライブに行った

          2022年6月18日 hozzy&田中ユウイチ弾き語りツアー 「半月酒場〜39/40〜」 @熊谷モルタルレコード タイトルの通り、めちゃくちゃ久々にライブを見に行きました。 以前は行ける範囲でなるべく行って、年平均5回くらいは藍坊主観に行ってたのだが、2019年に一旦納めた。 それから年単位でライブに行かない(個人的・社会的な色んな意味で行けないという面が大きかった)期間を経て、今回、"半月酒場"に久々にお邪魔した。 半月酒場とは、藍坊主のメンバーのうちhozzyさん

          2年9ヶ月ぶりにライブに行った

          ジムノペディックの思い出

          高校生のころに、藍坊主に出逢いたてのころに、"窓の向こうにひとすじの雲が伸びている"という歌詞に酔うように、自室の窓から外を眺めながら聴いていた「ジムノペディック」。 通っていた高校が丘の上にあり、その全景が窓から見えたのだが、いつも複雑な思いを抱えたまま、その青空の中に佇む校舎を眺めながら聴いていた。 表には出せない。身近な誰とも共有なんてできない。 だけど、あの校舎の光景とともに圧倒的な存在感で私の中に染み込んでいった。 あの時の光景を映像のように今でも思い出す。 もうあ

          ジムノペディックの思い出

          祝!約2年ぶりの有観客! 配信で参加しました。 新しい藍坊主のスタート、最高でした。 アーカイブいっぱい観るぞ。 セトリ記録。

          祝!約2年ぶりの有観客! 配信で参加しました。 新しい藍坊主のスタート、最高でした。 アーカイブいっぱい観るぞ。 セトリ記録。

          拓郎さん

          2021年8月19日 aobozu LIVE 2021「藍空音楽祭」 @豊洲PIT 藍坊主のドラマー渡辺拓郎さんの脱退に伴う、4人で最後のライブにして無観客配信ライブ。 見届けました。 今は余韻の中、1週間限定のアーカイブも1回視聴し終えた。まだ2日ほどあるのでせめてあと1回でも観たいと思っているところ。 脱退の発表があってからというもの、自分にとっての藍坊主なんてものをnoteでぽつぽつと書き始めた以上、このライブをどんな形であれ観たのなら何かを書かねばと思いながらも

          拓郎さん

          あの日の新木場は寒かった

          写真:aobozu忘年会LIVE2014 〜蚕の鼓笛、繭は踊る〜(2014/12/7) 昨日の記事で書いた2010年に初めて行ったライブハウスはこちら。 今度は、このSTUDIO COASTの 2022年1月末での閉館が発表された。 思い出がありすぎる。 数々の年末ライブしかり、真夏の妖怪ツアー(aobozu TOUR 2013 〜境界を溶解する妖怪〜)しかり、自分にとっての楽しかった思い出の原風景とでも言うべき場所か。 ありがとうございました。 私が「好き」に素直に

          あの日の新木場は寒かった

          戻ってきて欲しい日常のこと

          どこにこの悔しさをぶつければいいのだろう。 4人でやる、最後のライブだった。 私は散々検討したけれど、人に預けたことのない幼児の育児中ではどうもやっぱり行けないので配信で観ることに決めていたけど。 2005年から16年間、サポート期も含めたらもっと長くの間、この4人でやってきたこのバンドの、その4人での最後となる日は無観客となることが決定した。 この日はせめて、観客の前でやっていて欲しかった。 それが、行く行かないにかかわらず、願いだった。 だけど感染者もこれまでにな

          戻ってきて欲しい日常のこと

          星のすみか

          自分はとてもつまらないという感覚が長いことずっとあった。 クラスの中心にいるような明るい人や、流行り物に敏感なイケてる感じの人や、そういうわけでもないように見えるのになぜか人に好かれる人に、私はなれないのがつまらない。 来世でなら、なれるだろうな。 小学校高学年の頃の自分の感覚。 ブランドの服とか(そもそもブランドって何?) モー◯。の誰が好きとか(顔覚えられないよ?) おしゃれな小物とか(そんなに買ってもらえるの?) 周りの人がそういう話できるのが、不思議で仕方ない。

          星のすみか