自分の、ADHDへの対策。

■記載目的
自分の振る舞いについて記載、それを備忘録とする。
また、現時点での行動分析を可能な範囲で行う。
改善点があれば追加していく、というプロセスを踏むための第一手順として記載。

■ADHDってなに
下記リンク参照。

http://adhd.co.jp/otona/shoujou/

自分は症状の説明を求められた時に一言で説明する時に「ドジッ娘症候群」と呼んでます。
他の人にもよくあることだよ、と言ってくる人は結構いますが、頻度が多すぎて正直シャレにならない状態です。1日に1回何かしらやらかします。だからこそ医療機関行ったわけで。

■自分の症状
多動性・衝動性・不注意すべてが出てること確認済みです。
・多動性→常時落ち着かない。見かけ落ち着いてるがせわしなく何か動かしている。常時パニック状態ともいう。
・衝動性→突飛な発言・行動を取る。
・不注意→言葉の通り。タスクの処理について同時進行で実施しているとパニックを起こす、会話等長時間注意を払う必要のある行動に対し何らかの異常がことごとく見られる。

症状の二次的な要素として、会話等のコミュニケーションが不得手な状態になってます。

■対策
正確な症状が診断されてから3年くらい経ちますが、試行錯誤してある程度なんとかなってきたかな、って思います。ただ、ちょっと対応していることで生まれる歪みみたいなのも症状として出てきてるので、まだ改善が必要だとは思ってます。

自分の大まかな対策は以下のとおり。

①細かくケースを分けて、一意の対応を実施
基本的にケースに対応する形で行動を定義、それに準ずる形で対応してます。
 例:書類をもらう→どこに格納する、これを1ケースとする
   家で出たゴミを捨てる→捨てるの忘れないように玄関に置く
これによって、衝動的に何か別のことしたり、とか不注意を防ぐことがある程度可能になるかな、と。
ケースの種類が爆発的に増えた場合対応ができなくなる可能性は持ってますが、他に方法がないため、ケースの整備等を定期的に行い、ケースを構造化して対応します。
②連絡や期限等はエビデンスを残す形(メールやEvernote等)で記載
記憶にとどめておくとか覚えておくとか、そういうのは不可能と踏んでます。
主にADHDの不注意項目に引っかかる部分で、結構忘れます。複数の話が展開されていた場合はほぼ確実に何らかの情報が抜け落ちてると言っていいでしょう。
よって、必要な情報は記憶として留めることはせず、エビデンス(証跡)が残るような媒体でログを残してます。
会社ではメールやテキストファイル、個人ではDropbox・Evernote等使って情報を書き残してます。
私がTwitterでなんかゴリゴリ書いてるのも(他サーバではありますが)ログを残すのが目的だったりします。
③紙媒体を使用している場合管理が煩雑化するため、電子媒体をメインで使用
紙媒体はそのままですが、電子媒体っていうのはiPadとかPC、それに携帯だと思ってください。Evernoteも含めるとEvernote社のサーバもそうなっちゃいますけど話がややこしいので省略します。
私の場合会話が不得手というのもあってメモを取ることがやたら多いんですが、情報が多すぎて何が大事なのかわからなくなります。更にそんなことばかりやってると紙が多くなりすぎます。
ということで、以下の割り当てをしてます。
・紙媒体→一時的なメモを記載、可能であれば即日廃棄
・電子媒体→長期的に記憶しておくべき情報を記載
電子媒体が信用ならない人もいると思いますが、僕にとっては片付けられない紙媒体などゴミくずも同然だし、結局物理的に廃棄してしまえばどっちも同じなので、それであれば大容量・ソートが比較的容易な電子媒体のほうがマシだと思ってます。

④「気をつける」のではなく、「具体的な対策を提示する」
何かの行動を実施するとき「気をつける」という言葉がよく出てくると思うんですよ。実際会社でも出ますし日常でもよく聞きます。
しかし、自分みたいな症状の人にとって「気をつける」という対応は無駄かな、と思ってます。気をつけていても不注意で情報が抜け落ちるわパニック起こすわ突発的に行動するわで、正直気をつけようがありません。
であれば、「気をつける」ことは何をすればいいのか、を具体的にして、それをケースとして定義すれば、ある程度対応可能になります。
つまり「気をつける」こと=何をすればいいの?ってのを整理し、上記①に従い対応することで行動を安定化させる、というものです。
 例:横断歩道を渡る際車に気をつけよう
    →何をもって気をつけるとする?
 ケースの定義:横断歩道を渡るときの手順
   行動:左右の確認
      横断歩道上を渡る
こんな感じで一意の行動に落とし込み、ケースとして対応します。
行動への落とし込みについては識者と相談して決めるのがいいと思います。

■対応への歪み
上記対応は、自分のADHDの症状を「強引に抑えこむ」ようなやり方が多いです。
そのため、他の人が対応可能なのかはすごく疑問なところではありますし、自分も上記対応を実施しつつも、我慢してることが大量すぎるため、常時パニックに近い状態になりつつあるかな、とは思ってます。

ただ、情報整理は必要ではありますし、iPadとか携帯をいじって記載している情報を効率化すること、あとケース構築のため分析とかしてるのは苦ではないので、自分はそれでパニックを軽減させてる部分はあります。(逆に分析を許さないような感情的な意見についてはパニック起こすことが多いので歪な意見なのは認めてます)

なので、この方法が最善だと思ってませんし、むしろこんなガチガチにしないほうが効果が高くなる可能性もあります。あくまで僕の場合こうしている、ってだけですので。

■おわりに
まとまった情報になってるとは言いがたいですが、他の人(ADHDでどういう対応すりゃええのん?と考えてる人とか)の参考になれば幸いです。

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