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医者にかかるときは、「5W1H」で伝えよう

皆さん、こんにちは。

いかがお過ごしですか。

さて、今日は、病院にかかるとき、「どんなことに気を付けて、症状を伝えるとより効果的なのか」について、少し書いてみようかと思います。

科や病院の規模によって若干異なりますが、一人の医師は、毎日、外来で30-80人ほどの患者さんを診ることが一般的です。

私は、研修医の分際で偉そうに言える身分ではないのですが、限られた時間で、症状を判断し、検査に回す決断をしなければいけません。そして、一人の患者さんにかけられる時間は、一般的にいうと5分程。

これ、前提として、もちろん医者が効果的な質問で答えを導けるよう誘導することが必要なのですが、患者さんにも「伝える能力」が求められるということもできます。

私も医療に携わる前に、病院に患者としてかかっていたとき、「なんとなく質問に答えて、医者に病状をうまく伝えられずに、なんだか微妙な診療をされる」という経験が多かったのです。

皆さんも、そんな経験ありませんか。

そんなときは、

質問には、「5W1H」で答えよう!

ビジネスの世界では、よく聞く言葉かもしれませんが、5W1Hで答えると必要なことを抜け漏れなく、伝えることができます。

・5W1Hとは、「いつ、どこで、だれに、なにがなぜ起こったのか、そして、それはどんな風に起こったのか」のことを示します。

(具体的には)

「いつ? (When) 」(時期):いつ頃、その症状は現れたのか。これは、だいたいでOK。

「どこ? (Where) 」(場所):家なのか、外なのか、家なら、部屋なのか風呂場やトイレなのかなど

「だれ? (Who) 」(人):症状を持つ人は誰か。遺伝的な血のつながった親族で、同じような症状がある人がいれば、そのような情報もあると良し

「なに? (What) 」(症状の結果):何が起こったのか。頭が痛い、手が動かないなど

「なぜ? (Why) 」(理由):なぜその状況は生まれたのか

「どんなふうに? (How) 」(原因):それは、どのような症状なのか。頭がガンガン痛む、寝たら痛むなど。

病院に行く前に、5W1Hで整理しておくと、医者の質問に端的に答えることができ、適切な判断をしてもらえる確立が高くなるかもしれません。

また、高齢者の方の付き添いなどをする場合も、事前に聞き取りや状況をメモしておくと効果的です。

ということで、今日は、「5W1H」で整理して話すと、端的にMECE(抜け漏れなし)に状況を伝えられるかもしれないというお話しでした。

では、良い週末をお過ごしくださいませ☆





嬉しいです^^ 美味しいコーヒーと一緒に今後の医療談義をしたいなと思います。