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人生を変える逆転の発想~アドラー心理学で人生を変えよう2

こんばんは^^。今日は、昨日に引き続き、アドラー心理学から学ぶ人生術を共有しますね。

人と関わらない限り、問題は解決しない

アドラーは、すべての行動には相手役がいると言っています。自身というのは、他人がいるからこその区別なのです。広場恐怖症など、引きこもりがちな人も、一見人に注目されたくない人に思えますが、実は逆な心理が内面にあると言われています。外に出れば、自分は特別ではなく、様々な人の中に紛れてしまい、人に注目されないという現実が待ち構えている。これが、耐え難いというのです。他者からの承認欲求が強い人ほど、引きこもりがちになったり、神経症を発症しやすい傾向があるようです。

引用:人間の悩みは、全て対人関係の悩みである。
承認欲求が強い理由は、「褒められすぎて育ったから」に他ならない。他者から承認を求めることをやめて、ギブ&ギブの精神を持とう!

人は、褒めらすぎてしまうと、自分の行動が適切かどうかは自分で判断できず、行動の発端が「周囲の人間に褒められるか否か」になってしまうというのです。ギブ&テイクの考え方の根本は、承認欲求が強い人ほど利害関係を気にする人間になるといいます。まずは、ギブ&ギブの精神を持って人生を進んでいきましょう。

引用:人間は、自分自身の人生を描く画家である。


課題の分離をしよう

アドラーは、自分の問題は自分で解決するしかないと強くいいます。親子関係などで問題になるのは、子供の将来や進路に親が口出しをしすぎて、子供がからくり人形のようになってしまい、子供が育った時に、大きな大きな心の穴を感じて生きていくことになってしまう。そして、親の言う通り、いわゆる良い人生を生きていっても、いつまでも心の穴は埋まらない。このような心理をアドラーは、「課題の分離」と説いていて、人に口出しする前に、「それはだれの課題なのか?」を良く考える必要があるというのです。子供は、親の課題を解決する必要はないのです。親も子供の課題を解決する必要はなく、あくまでもアドバイスや手助けをするに留めることが大事といいます。

引用:対人関係のカードは、自分自身が持っている。人は変えられない。でも、自分を変えることはできる。人を操作することはできないが、自分の行動を変えることはできる。本当に関係を変えたいのであれば、自分の行動を変えよ。


共同体感覚を持とう~自己への執着をやめて、他者への関心を持つ努力をしよう

他者を仲間とみられるかどうかが、人間の悩みを解決する唯一のゴールだといいます。他者に関心を持つことで、共同体の中での自己の役割を見出すことができると説いています。これを「共同体感覚を持つ」と呼んでいます。共同体とは、家族や学校、社会、地域、国家、世界、地球、宇宙を指し、私達個人は、この中に属しているということです。

引用:我々の周りには、必ず他者がいる。そして、我々は他者とむすびついている。人間は個人としては弱く限界があるので、一人では自分の目標を達成することはできない。人は、弱さ・欠点・限界のために、いつも他者と結びついているのだ。自分自身の幸福と人類の幸福のためにもっとも貢献するのは共同体感覚なのだ。


共同体感覚を持つための3ステップ

①自己受容:ありのままの自分を受け入れる。与えられたものを他者と比べて、嘆くのではなく、与えられているものをどう使うかである。短所ばかりみるのではなく、それを長所に置き換えられないのか、自分の性格を見直すのです。どんな短所でも長所に変えている人が世界にはたくさんいるのです。もっと自分を褒めて、意味づけをしてあげてください。

②他者貢献:自分が何らかの形で貢献していると感じられるとき

③他者信頼:他者に貢献するには、仲間であると認識し、信頼できなければいけない。他者を信頼していなければ、貢献する気にはなれず、いつまでも悩みはつきないことになります。

教育で人は変われる。勇気づけをしよう

やる気を損ねる原因とは何でしょうか。ダメなことばかり指摘したり、理想の子供や部下をイメージし、相手をそこからの引き算でしか見ることができず、毎度叱るはめになる。このようなことを続ければ、指摘され続けた部下や子供は、勇気くじきを起こしてしまい、何のやる気もでなくなってしまう。日本人の教育では、このようなことが起きやすいといえます。

勇気くじき~縦の関係で起こる現象であり、一方的に指摘されてしまう。ここで問題なのは、指摘される側が、それを受容してしまうことであり、意見することのみでしか、この関係は終わらない。意見を伝えて、嫌われる勇気を持とう。

勇気づけ~横の関係で起こる現象であり、友人関係などの場合をイメージすると良いかもしれません。あらゆる対人関係は対等な横の関係であるべきで、親も子も上司も部下も、人としては対等な関係であることを意識しよう。職務上の立場と人間同士の立場を混同してはいけない
いかがでしたか。アドラー心理学、私はとても感銘をうけた本の一つで、今の自分の基礎になっていると思っています。

親も子供も、上司も部下も対等に見れば、褒めることも叱ることも失礼なことで、もっと気楽に意見を言い合うことができるかもしれませんね^^

自分を嫌う人がいることは、自由に生きている証である byアドラー

アドラーに勇気をもらって、人に嫌われることを恐れず、進んでいきましょう。今日も一日、素敵な日になりますように☆では、また^^


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Psycho-Lab@Singapore
嬉しいです^^ 美味しいコーヒーと一緒に今後の医療談義をしたいなと思います。