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失うことと、得ることと。

今日は、こどもと、電車とバスを乗り継いでちょっとだけ遠出。

以前だったら車でひょいと行くところですが、今は違います。

といおのも、2年ほど前に車の運転をやめたんです。

ですから今の移動は、なるべく電車かバス。

遠出は可能な限り飛行機。船があれば船も考慮。

タクシーも積極的に。

こう書くとお金ばかりかかってと思われます。

案外、そんなこともありませんよ。

車を維持するということはそれなりにお金がかかりますし、なにより移動時間がフリーになるのでプライスレスな価値の創出になります。まさに「時は金なり」です。

と、そんな真面目なことはともかくとして。

車の運転をやめて、たしかに便利さを失いました。

ちょっと駅まで、ちょっと買い物のように、「ちょっと」がむずかしくなりました。

一方で、ちょっとそこまで行くのも悩みます。自転車で頑張ろうかな、バスを乗り継いでいこうかなとか。この悩みが楽しい。

いざ電車やバスにのると、お弁当食べたり、車窓を眺めたり。車で行くのと違って時間はかかるけれども、道中が楽しい。これは自分で運転していたら得られない豊かさです。

そうそう、思い出しましたよ。

高校生や大学生時代、電車の旅では、あの分厚い時刻表を持っていきましたよね。電車だけでは難しいから、途中はバスを使ったり。

時刻表を見るのが超楽しかったですよね。効率の良い乗換方法なんか見つけたら興奮して。

携帯もろくにない時代で、ネットもまだまだ。現地に行かないと何もかもわからない時代だったから、到着までワクワクが続きます。

忘れてはならないのは旅のお供。電車(汽車)に乗る前は弁当とあのお茶を買って。

便利さは失いましたが、移動の豊かさを得ました。というか取り戻しました。

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