APU Global Management (Capstone) 科目 受講生向けメッセージ
出身大学である「立命館アジア太平洋大学」の先生より、「キャップストーン科目の話をして欲しい」という依頼をいただき、恥ずかしながらビデオを撮りました。
以下、スクリプト。
APU生の皆さん、こんにちは。
立命館アジア太平洋大学 国際経営学部を2018年春に卒業しました、市橋 正成 と申します。
現在、地元 岐阜県に戻りまして、メーカーに勤め、営業職をしています。
さて、このビデオをご覧の皆さまは、2017年度カリキュラムのAPM受講生だと思います。またこの春セメスターは、「グローバルマネジメント(キャップストーン)」科目が、2017年度カリキュラムのAPM生が、必須科目として受講する初めての機会だと認識しています。
僕自身も、2017年秋セメスターにおいて、当時は「特殊講義(APM専門)C1」として受講していました。そのときの経験を元に、今回はお話しさせて頂こうと思います。
キャップストーン講義は、非常にユニークな授業です。またすべてのAPM生にとって、非常に貴重な機会となります。理由は3点あります。
1点目、自分自身のAPM専門科目の理解度をチェックできる点です。
これまで学修してきた、専門科目の知識をフル動員して分析・提案を行います。その際、自分の苦手だった分野が出てくるかもしれません。僕の学修分野は「会計・ファイナンス」でした。そのため、企業の財務諸表は自信を持って読み込み、メンバーに分析を伝えられました。しかし、マーケティングが苦手だったこともあり、分析・企業への提案の段階において、非常に苦労した覚えがあります。だからこそ、チームメンバーと協力し、得意分野を発揮していくことが非常に重要になってきます。
2点目、言語スキル、プレゼンテーションスキルを鍛えることが出来る点です。
今回のプレゼンは、これまでのAPU科目とは異なり、より実践に近い形で行うこととなります。その分、プレゼンを作り上げ、実際に行うためには、非常に大きな労力をかけなければなりません。週1回以上は顔を合わせて打ち合わせをし、メンバー全員が納得できる企業への提案を行う必要があります。作り込みの段階が、僕自身受講していた時も、非常に大切な時間でした。時に国際学生と意見をぶつけ合いながら、まとめていきました。今後、6月前後にはキャップストーンの初回プレゼンテーションと企業の就職活動の面接が被ってくることがあり得ますので、カレンダーを意識して作業を進めていく必要があります。またプレゼンテーション内に自分が納得できない点が一つでもあると、プレゼンがぎこちなくなります。実際の制作にも意欲的に取り組んでください。
3点目、この講義での経験を就職・仕事に役立てることが出来る点です。
僕自身が8セメで受講していた時、卒論も重なり非常に苦労した覚えがあります。しかしながら、現在の仕事でも活きている部分はあります。現在コンサルティングファームにはいませんが、営業職として、「お客様の思い」「どんな解決策が提示できるか」「いかにお客様へ伝えるか」、これらを意識して、データ収集、資料作成、プレゼンテーションを行っています。僕自身、すべての仕事が相手があってこそのものだと思っています。だからこそ、自分自身の今後と思ってチャレンジしてもらいたいのです。
最後になりますが、この4ヶ月の経験は二度と体験することが出来ません。
この貴重な機会を活かし、社会から求められるAPU生、世界で活躍するAPU生へ一歩でも近づいてください。
皆さまの大切な時間をちょうだいいたしまして、大変恐縮です。受講生の皆さまの活躍を期待しています。
本日は誠にありがとうございました。