ゆる将日記(21年5月)
雑談メインの指す将を探し求めて
「雑談メインの指す将の輪を広げたい!」と思い始めて2年以上経ちました。最近は週末にCOBINさんにお邪魔して、雑談力のありそうな級位者さんを探しています(いなさそうな時は棋譜並べして帰ります)。
今回の雑談
今回は、社会人なりたての級位者さんと雑談しました。就職したものの在宅勤務になり、先輩とのやり取りがリモートワークになってしまったそうです。疑問に思った細かいことをいろいろ質問したくても、なかなかできないとのことでした。
確かにリモートワークの中、新人さんが仕事を覚えるのは大変ですよね。でも新人さんに仕事を教える先輩も大変だと思います。
自分の職場の新人さんとこのような話をする機会はほとんどありません。幅広い世代が趣味にできる将棋のおかげで貴重な話を聞くことが出来ました。
感想戦
以前、ぴよ将棋を使った級位者さん向けの感想戦のコツについて書いたことがあります。
今回、級位者さん同士の対局の棋譜を取ることが出来たので、この「感想戦のコツ」の要領で簡単に振り返ってみたいと思います。
将棋は逆転のゲーム
まずは評価値グラフをご覧ください。まさに「将棋は逆転のゲーム」。逆転負けはショックですよね…。しかし、プロ棋士の先生もよく逆転負けをしています。「将棋は優勢になってから勝ち切るまでが大変なゲーム」と思えば、ショックも和らぐのではないでしょうか。感想戦でどうすれば勝てたのかを振り返り、同じような局面が出てきたときに指せるようになりましょう!
振り返りポイント1:詰みがあった局面
ぴよ先生が詰みがあると言っている局面です(81手目、▲6八同飛と指した局面)。
この形(相手の王様と自分の竜の間に相手の駒がある)は、一間竜と同じくらいよく出ます。有名な手筋の「次の一手」を覚えれば、詰将棋のように相手玉を寄せ切ることができ、逆転負けを少なくできます。ぜひ覚えましょう!
振り返りポイント2:最初に形勢が傾いた局面
ぴよ先生が先手有利と評価した局面の一手前の局面です(35手目、▲3七桂と指した局面)。実戦で指した△5三金にぴよ先生はダメ出しをしました。
ぴよ先生は三間飛車の攻めの理想形になる一手を推奨していました。対局者さんは、3四の飛車が下がれなくなるような手を指すのが怖かったのかもしれません。確かに、居飛車側の形によっては3四の飛車が下がれない形にすると、飛車を銀で取られてしまう場合があります。しかし今回はその心配はありません。3四の飛車が取られない居飛車側の形を覚えて、攻めの理想形に組めるようになりましょう!
将棋を楽しみ続ける秘訣
「勝てなければ棋力アップしていない」というわけではありません。自分の将棋を振り返り、指せなかった最善手を覚える。そして、同じような局面が実戦で出てきた時に、その手を指せるようになれば、棋力アップしたことになります。こんなことに喜びを感じられるようになれば、将棋を永遠に楽しみ続けることができると思います(ちょっとオーバーかもw)。それくらい将棋とは奥深いものです(勝ち負けにこだわり過ぎると将棋を嫌いになっちゃいますよ!)。
自分が一生懸命指した将棋をしっかり振り返り、指せなかった最善手に感動しながら感想戦を楽しみましょう!
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