級位者さんへの挑戦状～居飛車党さんの対振り飛車編～
このブログ「級位者さんへの挑戦状」では、私が級位者さんと指した将棋から、「級位者さんあるあるの局面」を次の一手問題として出題しています。普通の次の一手問題と違って最善手を当てるのではなく、「こういう理由でこの手は指してはいけません」とか、「こういう理由でこの手を指しましょう」といった、ゆる～い問題です。気楽にご覧下さい。
今回は、COBINさんで級位者さんと指した将棋からの出題です（居飛車党さんへの問題です）。下記の局面、みなさんはどんな一手を指しますか？ （ここでお伝えしたいのは、最善手ではなく指さない方が良い手です。）
指さない方が良い手は、▲７八金です。理由は２つあります。
ひとつは、振り飛車が相手の場合、８七の地点を攻められることはないので、▲７八金と８七の地点を守る必要がないからです。
もうひとつは、振り飛車が相手の場合、王様を横から攻めてくることが多く、７八の金が横からの攻めに対して受けに役立ちにくいからです。
居飛車党の方が、相手が居飛車党の場合に普通に指す▲７八金を、振り飛車党相手に指してしまうのは、「級位者あるあるの局面」だと思います。相手が居飛車か振り飛車かを見極めてから▲７八金と指すべきかどうかを考えれば、作戦負けになりにくくなります。
この対局の棋譜はこちら ↓↓↓
居飛車党さんとの対局（COBIN １９年 ９月）
ついしん
将棋の森さんでは、「豊島 木村 炎の１０番勝負」の最終局である王位戦を観戦する企画を開催するそうです（将棋の森さんは来月から引っ越されるそうなので、これが現在の場所での最後のイベントとなるそうです）。みんなで盛り上がりましょう！
【SFN緊急企画】 王位戦第7局観戦会
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