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将棋道場に行ってみた(棋の音編)

 「級位者さんにとって、将棋道場が楽しめる場所かどうかを確かめるために、勇気を出して将棋道場に行ってみた」企画の第5弾。今回はサンタさんが出発の最終準備をしている12月24日の午後、将棋会館棋の音道場に行ってきました。


念願の鳩やぐらに行けました!


別の意味の緊張感

 将棋道場に行くときはいつも緊張するのですが、今回はいつもの緊張とは違っていました。新しい盤駒に隣の人と適度な距離感。「こんなおしゃれなところで将棋を指せるの!?」という緊張感でした。受付の案内の紙を読んでいたところ、スタッフの方にやさしく声をかけて頂きました。基本は旧将棋会館道場と同じとのことでした。


久しぶりの将棋道場

 将棋道場で将棋を指すのは2年半くらいぶりでしたが、(良い意味で)不慣れな環境で気持ちよく将棋を指すことができました。

 1局目は低学年の小学生との対局でした。「学校は?」と聞いたところ、「冬休み」とのこと。「最近の小学校は冬休みが早くなったのかなぁ…」と思いつつ振り駒をしてもらったところ、後手番になりました。

山田定跡できれいに攻められました


 2局目は中学生との対局でした。「学校は?」と聞いたところ、「今日が終業日でした」とのこと。「通信簿をもらった足で将棋道場に来るなんて、よっぽど将棋好きなんだろうなぁ…」と思いつつ振り駒をしてもらったところ、また後手番になりました。

感想戦で▲5六角に対する受け方を教えてもらえました


 3局目は高学年の小学生との対局でした。「いつもどこで指しているの?」と聞いたところ、「蒲田」とのこと。「聞かない方がよかったなぁ…」と思いつつ振り駒をしてもらったところ、またまた後手番になりました。

感想戦で原始棒銀の受け方を教えてもらいました


 最後の4局目は会社員の方との対局でした。スーツ姿だったので、「お仕事ですか?」と聞いたところ、「午後休暇を取って来ました」とのこと。「午後休暇を取って将棋道場に来るなんて、ガチ勢なのかなぁ」と思いつつ振り駒をしてもらったところ、またまたまた後手番でした。

教科書に載っているような右四間飛車エルモで攻められました


 対局が終わるたびに休憩を入れ、外に出て軽く散歩し、再び対局。そんなことを繰り返していたら、あっという間に3時間が経っていました。

高校バスケの大会みたいでした


ゆったり将棋を指したい人にお勧め

 この日は15人くらいのお客さんが将棋を指していました。スタッフさんに聞いたところ、「休日は今日よりお客さんが多いので、手合いがつくまでの待ち時間は今日より短いですよ。」とのことでした。
 一般的な将棋道場は、「隣の人とぶつかるくらい近い席で、使い古された盤駒を使って指す」というイメージだと思いますが、棋の音道場は正反対。おしゃれな場所でゆったり将棋を指したい級位者さんにピッタリな場所だと思います。


#将棋
#将棋道場
#棋の音

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