「駒テラス指導対局会」に行ってみた
「きっと」と「まさか」
曇り空で久しぶりに過ごしやすくなった三連休の最終日、駒テラス西参道で開催された指導対局に参加しました。
当日の朝、申し込むためにPassMarketを開きました。「第1部、第2部」と書いてあったので、第1部に申し込もうと思ったのですが、選択する場所がありません。「これはもしかして、第1部、第2部の2回、計4時間の指導対局?!まさかねぇ。普通の指導対局は1時間くらいだからきっとそれくらいだろう。」と思いながら申し込みました。
「不安」と「安心」
駒テラスに着きホワイトボードを見てみると、「第1部と第2部で棋士の先生が交代します」と書いてありました。「4時間の指導対局だったのか。将棋体力が落ちているから最後まで持つかなぁ…。」と不安になりました。
予想外だったのは、参加者の半数近くが女性だったこと。「ガチの指導対局みたいだから、ガチ勢ばかりだろうなぁ…」と少しおびえていたので、少しホッとしました。
「昔」と「今」
指導対局が始まって気づいたことがありました。それは、「男性は黙々と指している一方、女性は先生と話しながら指している。」ということ。先生にうっかりの一手を指摘され「さっき教えてもらった手だ。なんで覚えられないんだろう?」とか「これは将棋大会で小学生の女の子にコテンパンにされた形だ!」とぼやいている人や、自分の指した手を人差し指でさしながら「この手はビミョーですか?」と先生に質問する人など、とても和やかな雰囲気でした(思わず笑ってしまいました)。
昔の指導対局はガチ勢しかいなかったので無言で指すのが普通でした。「相談」はおろか「待った」も許されないような緊迫した雰囲気でした。最近の指導対局は違います。観る将から指す将になった人が多くなったからか、「相談」や「待った」、「平手での手合い」など何でも許されるようになりました(このようなことを許してくれる棋士の先生の寛大さには感謝しかありません)。和気あいあいな雰囲気の指導対局が増えれば、貴重な休日に将棋を気軽に楽しんでくれる人が増えるのではないかと思いました。
「観る将」と「エンジョイ勢」の聖地へ
指導対局後、駒テラスのスタッフの方とお話をしました。前日にも初心者向けのイベントを開催していたとのことでした。
「今でも将棋道場には『怖いおじさん』が出没すると聞きます。『怖いおじさん』がいないイベントであれば参加したいと思っている大人の級位者さんはたくさんいると思います。これからも級位者さんが楽しめるイベントを楽しみにしています!」とお願いしました。これからも駒テラスから目を離せませんね!