COBINの 一日店長ナイトに行きました!
将棋カフェCOBINさん恒例の「一日店長ナイト」に行ってきました。今回の店長は瀬川晶司先生でした。
お店に入るなりメガネが曇るくらいの熱気でした。大勢のお客さんでお店は満員。男性女性、初心者さんから有段者さん、将棋の強い外国の方も来ていました。
一日店長ナイト恒例の指導対局が始まりました。COBINで知り合った将棋仲間も6枚落ちで瀬川先生に挑んでいました。(カメラ目線頂きました!)
指導対局を見ていると、「イトシン先生が来ているよ」との声が。奥を覗いてみると、イトシン先生と島井先生が将棋を指しているではありませんか!! お金を払わずにこんな対局を観戦できるとは(しかも感想戦まで!)。COBINはこんな贅沢な経験ができるんですね。
イトシン先生と島井先生は対局の後、「ワンナイト人狼」というものを始めていました。私はルールすら知らない「人狼素人」で、今まで人狼を見たことがありません(まさか将棋カフェで人生初の人狼を見ることになるとは!)。イトシン先生が耳を塞ぎながら、「〇〇さん、〇〇さん、~~」と呪文のように唱えているのが面白かったです。
そして今回もいつものように級位者さんと将棋を指しました。
1局目は藤井ブームをきっかけに将棋を始めたウォーズ4級の方でした。職場で自己紹介した時、「将棋を始めました」と言ったところ、「渋いっ!」と掛け声をかけられたそうです。「将棋人気が来ていたので、もうちょっと反応があると思っていたんですけどねぇ」と話していました。
居飛車党さんとの対局
2局目はストレス解消のために将棋を始めたという方との対局でした。将棋を始めて3年半でウォーズ3級になったそうですが、将棋の本を一切読まず、実戦だけで強くなったそうです。ただ、なかなか3級から上がれなくなったので手筋の本を読み始めたそうです。
「将棋でストレス解消できますか?」と聞いたところ、「自分の完勝譜を棋譜解析して、『そうそう、この手が良い手だったよねー』と自画自賛してストレス解消しています。」とのこと。負けた将棋の敗因を見つけるために棋譜解析を使っている私にとって、この使い方はまさに『新手』でした!
対局中に、将棋ファン歴の長い方と最近始めた方との会話が聞こえてきました。ファン歴の長い方が、「昔、将棋ファンは肩身が狭かった。今のような将棋人気はとてもうれしい」と熱弁していました。
私も全く同感です。羽生七冠達成の時も将棋人気が来ましたが、ブームで終わってしまいました。映画「泣き虫しょったんの奇跡」の1シーンにもありましたが、「私は将棋ファンだ!」と普通に言える世の中が続いてほしいと思っています。そのためには、大人になって将棋を始めてくれた皆さんに将棋を続けてもらえるような環境が必要だと思います。COBINさんのような将棋を指せる雰囲気の良い場所や、級位者さんをボコボコにしない心優しい有段者さんが増えれば、今回の将棋人気がブームで終わらないのではないでしょうか。