意識するだけで将棋が強くなる たったひとつの方法 (級位者さん向け)
将棋が強くなるためには
将棋が強くなるためには、どうすればよいか? 誰もが知りたいことですよね。
序盤で劣勢にならないために棋書を読む。中盤力をつけるために次の一手の問題を解く。終盤力を鍛えるために詰将棋を解く。いろいろな方法が言われていますが、私は全く違う方法を考えていました。
級位者さんが棋力を上げる方法、それは、「『自分の指した将棋を、初手から最後まで並べ直すことが出来るようになろう』と意識して将棋を指す」ということです。
ハッシー先生のご意見
ハッシー先生が、「初段になるのは簡単」とつぶやいていたので、ツイッターで聞いてみました。
ハッシー先生は、「自分の指した棋譜を全て覚えられるようになる」よりも、初段になる方が簡単だとおっしゃっていました!
藤井猛先生のご意見
下の動画で藤井猛先生は、「自分の将棋を並べ直すことが大事」とおっしゃっていました。「『自分の将棋の棋譜を覚えることが棋力アップにつながる』と言ってくれたんだ!」と、私は感動してしまいました。
自分の将棋の棋譜を覚えるためには
では、自分の将棋の棋譜を覚えるには、どうすればよいのでしょうか? その答えは、「多くの将棋仲間を作ること」だと私は思っています。
将棋仲間がいれば、自分の対局の棋譜取りをお願いできます(棋譜を取りながら将棋を指すのは、集中できませんよね)。感想戦で、相手の指した手の狙いを聞くこともできます。さらに、将棋に負けても将棋仲間と話すことで、大きく落ち込まずに済みます。
つまり、多くの将棋仲間がいれば、将棋を楽しみながら棋力アップできるのです!
多くの将棋仲間を作るために
こんなことを考えながら、私は級位者さんのための練習会「まちゃれん」を始めました。
「まちゃれん」とは、3人一組で行う練習会です。1人が棋譜取り係になることがポイント。棋譜取り係が2人の対局の棋譜を残し、終局後にその棋譜をもとに3人で感想戦を行います。後日、その棋譜をブログに公開し、対局した方がいつでも自分の棋譜を見返せるようにしました。
こうすることで、「まちゃれん」に参加した人は、将棋を楽しみながら自然に自分の棋譜を覚えられるようになり、気がついたら棋力がアップするのではないかと思っていました。
初心者さんが気軽に行ける場所を増やしたい
「最近、将棋を始めようと思う大人が減っているのではないか」という話を聞きました。言われてみると、興味を持って将棋を始めたという人と会う機会が少なくなった気がします。
下のブログにも書きましたが、「将棋ファンが減っていく」ことは、将棋界だけでなく、ガチ勢でない指す将や、将棋を指さない観る将などの将棋ファンの皆さんにとっても、由々しき問題です。
「まちゃれん」は新型コロナの感染拡大で開催できなくなってしまいました…。だた、将棋に興味を持ってくれた初心者さんが気軽に行ける、「まちゃれん」のような将棋を楽しむ場所が増えれば、将棋ファンを増えるのではないでしょうか。「棋力アップに繋がりながら、将棋仲間も増やせる」、こんな良い話、やるしかないですよね!