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指導対局を受けてみた(野原未蘭女流初段)

怒られるまで続ける指導対局

 指す将のみなさんが浅草に集まっている7月の日曜日、ことえさん企画の「野原未蘭女流初段指導対局会」に参加するために、COBINに行きました。


恒例になった失礼なお願い

 プロ棋士の先生の指導対局で、平手の手合いをお願いするのは今回で4回目。だんだん失礼という感覚がなくなりつつあるのは、お願いしたプロ棋士の先生方が快く受けてくれているからだと思います。
 野原先生の指導対局を受けるにあたり、新たな戦法を身に着けるべく棋書を購入しました。その名も、「英春流 かまいたち&カメレオン戦法」!

 この棋書の著者、鈴木英春さんは野原先生のアマチュア時代の師匠です。「かまいたち&カメレオン戦法」は、英春さんが自ら編み出した戦法で、「この戦法は総合戦法と呼ばれ、これをマスターすれば他の定跡を覚える必要はない」とのこと。指導対局で指して、野原先生から直接教えて頂こうと思いました。

 棋書を読んだのですが、何となく理解できたのは対四間飛車のページだけ。そこで野原先生に、「ノーマル四間飛車を指して頂けますか?」とお願いしたところ、「アマチュア初段レベルの四間飛車で良ければ(笑)」と快く引き受けて頂きました。


 いつものように、序盤は棋書に載っていた通り指すことができました。

▲5五歩から▲6五銀と出るのが英春流


 △6二金から△2二飛と回られた局面が棋書には載っておらず、長考に沈みました。長考の末、▲5四歩と攻めました。

いつも棋書に載っている局面の先が難しい

 

 △2六歩と突かれた局面で、また長考。ゴキゲン中飛車の感覚で捌き合いにいったのが敗着。野原先生には対局後、「2六の歩を取らずに攻める」という方針は良かったと褒めて頂きました。先手は玉が薄いので抑え込みの方針を取った方が良かったようです。

ゴキゲン中飛車とは違うんだなぁ…


エンジョイ勢こそ指導対局を

 「棋力が低い自分がプロの先生の指導対局を受けるのは失礼」と思っている級位者さんが多いかもしれません。私は、「だからこそ級位者さんに指導対局を受けてほしい!」と思っています。
 自分の指した将棋を将棋ソフトで棋譜解析しても、級位者さんには難しいと思います。具体的な手を推奨されても、なぜその手が良いのかを将棋ソフトは説明してくれないからです。
 プロ棋士の先生は、具体的な手だけではなく、なぜその手が良いのかの理由、さらに考え方や方針を分かり易く教えてくれます。級位者さんこそ指導対局から得られるものが大きいのではないかと思っています。ぜひ受けてみてください!


 ことえさんでは今後も指導対局イベントが開催されるようです。勇気を出して受けてみてはいかがでしょうか?


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