地域とのつながりも、強ければ強いだけいいってもんでもない?

「地域との繋がりと学力や進学実績が比例する」
そういう旨の資料を拝見した。

直感的に「きっと、そうだよね」と腑に落ちた。
だからこそ、つい癖で疑ってみたくなった。

ふと思い出したのが、経営学の中で出てくる「弱いつながりの強さ理論(Strength of Weal Ties Theory:SWT)」だ。

弱いつながりの強さ理論(Strength of Weal Ties Theory:SWT)
・弱いつながりからなるソーシャルネットワークは、多様な、幅広い情報を、「素早く、効率的に、遠くまで」伝播する。
・そのため、弱いつながりの人脈が豊かであれば、遠くにある幅広い情報を効率的に手に入れることが可能になる。

イノベーション創出のためには、「弱いつながり」と「強いつながり」の双方が必要と言われている。

ということは、地域の中におけるつながりも「弱いつながり」と「強いつながり」の双方があってもいいのだろう。

というか、何でもかんでも「強いつながりを目指せ!」とかやっていると、こぼれ落ちてしまうものがありそうな気がしてきた。

闇雲につながりを強くすることに走るのではなく
いい塩梅のつながりを探求すること。

はたまた、地域の中でも複数のつながりの強さを合わせ持つこと。

そう言う視点も意識してみたいなと思った。


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