![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/79458813/rectangle_large_type_2_915370cb4e991e3417623d057fbb5d29.png?width=1200)
Photo by
yamaakko4
自然な笑顔は、幸せの象徴
昨日、もともと広告グループにいた小村君が、本社から、たまたま来たというので、挨拶にきてくれた
『松岡さん、お元気ですか』
『おっ、小村君、久しぶりですね』
『うん、僕は、そこそこ元気ですよ』
『小村君は、元気ですか』
『はい、なんとかやってます』
小村君は、以前より、笑顔が自然だったような気がした
何気に『なんか、いい話ないですか』と聞いてみた
そしたら、彼は、待ってましたとばかりに、左手を差し出した
僕は、なにを意味するのかわからず、間が空いた
それを察したのか、彼のほうから『結婚しました』とのこと
そう、左手の薬指に結婚指輪が光ってた
思いがけない返答だったし、気付かなかった
『えっ、結婚されてのですか、おめでとうございます』
良かった
おめでとうがちゃんと言えた
『えっ、いつ結婚されたの?』
『今日です』
『えっ、今日⁉️』
『はい、今日、婚姻届を出してきました』『おめでとうございます、良かったね』
彼が立ったままで、僕が座ったままの状態に気付いた僕は立ち上がって、もう一度『良かったね、おめでとうございます』
彼は、笑顔で、立ち去った
もう、ずいぶん前のこと
彼と僕は、一度だけ、ふたりで一杯だけ飲んだことのある仲間
僕の彼の印象は、とても頑固な感じ
確か、自分でもそう云ってたように思う
なので、なんとなく、彼の独身生活は、長く続くのだろうなと勝手に思っていたから、結婚の報告を受けて、とても意外で、とてもうれしかった
相手の彼女は、どんなひとだろう
お幸せに。。。
小説家のたまごを応援しています
月之まゆみさんです
https://tinyurl.com/yhbolj42