「狂ってるのはテメェらだろ」
私が数少ないリスペクトしてる方から、私にぜひ見て欲しいと送られてきたある映像があった。
それは統合失調症患者を追ったドキュメントであり、非常に興味深く、考えさせられ、そしてまるで私のこれまでの人生の一部を切り取ったかのような映像だったのだが。
終始涙が止まらなかったのだ。
この社会とは、世界とはなんなんだ。
この世界で正しいとされていることは本当に正しいのか。
正しさとはなんなんだ。
自分に嘘をつかないと生きていけない社会とはなんなんだ。
愛ってなんなんだ。
この世界には多くの「正しさ」というものが存在している。
正しさという道から外れると、「あいつは異端者だ」「あいつは狂っている」と指を刺される。
特にこの日本という国は顕著にそれがある。
私は「異端者」だろう。
小中と学校にはあまり行かず、高校は定時制。
普通のバイトもしたが、援交や風俗と性をお金にすることにのめり込み、20代では精神薬に溺れ精神科に入院。結婚は3回目。
今も世間からしたらイレギュラーな生活を送っている。
私は世間から見たら「普通」じゃない。
「異常者」だろう。
考え方も価値観も、そこから見たら異常だろう。
いつだって自分の信じることに、感じることに、素直に生きてきただけだ。
人生で何度か言われた「異常だ」という言葉。
だからなんだ。
「普通」とか「常識」なんていう、安っぽい檻の中に自分を閉じ込め、心を亡くしてるのは誰だ?
自分に正直に生きたら駄目なのか?
自由に生きたら駄目なのか?
愛だけの世界で生きたら駄目なのか?
統合失調症の彼の言葉を借りて、私も言いたい。
「狂ってるのはテメェらだろ」
テメェらから見たら
私は狂ってる。
上等だ。
心優しき
尊い異端者であれ。