愛の人
断片的な記憶を頼りに余韻だけで息をしている今、残しておきたい言葉が山ほどある。
とてもとても良かったライブツアーの話。
五月に「五年ぶりに推しに会ってきたぞー!」ってブログを書いたんだけどそれからもう五回も会った。会いすぎ。会える機会多すぎ。でもいわゆるワンマンツアーとやらは今回が初めてでやっぱり全然違うかった。何が違うって手越祐也の魅力の引き出され方がまるで違う。たった一人で二時間半歌って踊り続けるバケモン級のポテンシャルの高さを目の当たりにした。
彼はアイドルでありながらアーティストなんだな。そしてアーティストでありながらアイドルなんだな。蟠りはまだまだあれど、なんやかんやで人生設計が上手い人間なんだと最近は思う。でもそれは当たり前に努力や人柄が育てた結果なわけで。手越祐也の面白いところはそんな全ての答えみたいなものがステージに立つと浮き彫りになる。ここが一番自分らしく存在できる場所なんだなってちゃんと伝わる。ステージに立つ彼は本当に本当に、本当にほんっとうにどんな星よりも輝いてるもの。異論は認めない。
ちょっとオタクみたいな文章を書く。
あのさ〜〜〜〜顔が良すぎるんだが。今回のツアー私的オーラスはソロになってからは初めての一桁台列の席で。なんなら今までは導線が多いアリーナライブでの良席だったから常に近いのは初めてで。まあ顔が良すぎるわけ。最初から最後まで顔が良い。どんな表情をしても顔が良い。目が大きくて鼻筋が通っていて笑顔がフワフワでEラインが美しくて目と眉毛の距離が完璧で。このまま私の瞳の中に閉じ込めておきたいくらい好きな顔だった。ずっと好きでファンしてきてるはずなのに「めっちゃ好きな顔なんですけど!?」って驚いちゃった。何言ってるの。
本題に入る。
歌が上手い。もはやこれは大前提。会うたび歌の上手さにひっくり返りそうにはなるけどやはり大前提。手越さんの持ち味って声の華やかさだと思ってて。私がいつも例えてるのはパフェにかかったチョコスプレー。あとは折り紙のケースに一枚だけ入ってる金色の折り紙。キラキラのシール。空に輝くシリウス。例えだしたらキリがない。なんなんだろうねあの華やかさは。声を発した瞬間にパァッとその場が明るくなるの。不思議なんだなあ。不思議だけどそれが手越祐也なんだなあ。
グループ時代はそんな「一際輝く彼」が大好きで誇りで私の全てだった。だからこそ今年に入るまで会いに行く勇気がなかった。今は構成から演出まで一人で担いライブを作っている。勇気を出して会いに行き、彼は勝手に輝いていたわけじゃなかったんだと知った。知ってたけど改めて知った。音楽に人生をかけていて魂そのものが光を生み出してるんだなと。だとしたらそれはやっぱり手越祐也にしか出せないもので、私たちファンが永久に守るべきものでもある。重くてごめん。
それはそうと手越さんって自分を追い込むことが好きなんだけど(なにそれ怖い)平気で20曲超えのセトリを二パターンするんです。その上ツアーの途中から新曲を追加するんです。しかもゴリッゴリのロックチューンの間にぶち込んでくるんです。頭おかしいんじゃないかと思う。でもなにがすごいって曲間の数秒の暗転中に一気に呼吸を整えて酸欠回避するところ。あのアスリートみたいな呼吸法なんですか。普通に「えっっぐっっ!!!」って声出た。
↑この新曲を生歌(もちろんダンス有り)で完璧なパフォーマンスされて若干引いた。頭おかしい。
ソロデビューして四年目。まだまだ楽曲は多くなくセトリ被りも当たり前にある。そんな中でも毎回アレンジを変えて楽しませてくれるからすごい。イントロドンできない。これぜーんぶ手越祐也が考えてるの??やばくない??大天才??ってなる。もはや音源では物足りない楽曲が増えてきてるから勘弁してほしいまである。ただ心を込めて丁寧に真っ直ぐに歌うものはいつも必ずそう歌うの。楽曲に対する愛情が全面に出るパフォーマンスが確約されていて本当ありがたい。私が手越祐也を好きな理由の一つ。ちなみにこれ私がこの約半年間で入った六公演だけの話をしています。というかOVER YOUが今年二本目のツアーなんだけどやっぱり頭おかしい。
日本語いけてる?
アーティスト活動以外にも今年はしつこいくらいに「花が開く年」と言ってたけど本当にそうだった。個人的にはようやく在るべき場所に戻ってきたという気持ち。本人も独立してからのこの四年間でいっぱい感じたことや気付いたことがあったみたい。落ち着いたなあとか優しくなったなあとか角が取れたなあとかとはまた違う「進化」を見た。いやでもうん、大人になったよねものすごく。こんなこと言うようになったんだなって場面は割と多い。偉そうでごめん。
前に「もっと高みを目指してほしい!今の状況に満足しないでほしい!」なーんて書いたんだけど、手越さんも同じ気持ちでコツコツと経験や努力を積み重ねながら歌って踊って色んなことにチャレンジして突き進んでたんだと最近になり知った。そういうのあんまり言わないからさ、申し訳ないけど知らなかった。でも純粋に嬉しかった。俄然未来は明るい。
大阪公演二日目の最後に「国を変える」と言ってた。ものすごく澄んだ目で。昔からこんな発言はよくしていて適当に聞き流してたんだけど、なんか今の彼は本気で変えてくれそうな気がする。馬鹿にできないほどの真っ直ぐな言葉たちは地球防衛軍にでもなったんかってくらいこの世の全てを背負っていてむしろ心配になった。途中から自分でも何を言ってるのかよく分かってないようにも見えたけど満足げに話終えてたから良かった。おもしれえ男すぎる。
歌という武器があって良かった。歌うことを諦めないで良かった。歌がみんなを繋ぎ止めてくれた。
色んな人に、ファンに、いっぱいいっぱい何度も何度も感謝してた。そんなもんこちらこそだよと伝えたい。
歌い続けてくれてありがとう。歌うことを諦めないでくれてありがとう。歌で引き戻してくれてありがとう。
これに尽きる。どんな仕事が決まってもそれは全て音楽活動への伏線なんだと信じてる。手越さんがよく言う「大きな夢でも口にしないと叶わない」はそりゃそうなので。私も懲りずに大きな夢を共に追い続けるよ。そう決めたよ。投げキッスを大量に振り撒いて「まったね〜♡」とはけていく37歳なんてそうそう出会えないし。
↑ツアータイトルにもなってるOVER YOU
手越祐也の魅力は手越祐也が引き出していて、手越祐也の物語は手越祐也が紡いでいる。でも彼はそれを「みんながいてくれるから」と言う。すごくすごく愛の人。すんごくすんごーく愛の人。
余韻で息をしてる今、愛情過多で溺れてしまいそう。