TS(Thunderstorm)の強度について
皆さんこんにちは。Mach082です。
今日は夏のTS についてです。(またもや、季節の終わりかけですが)
TSの強度はどのように決まっているか。
そもそも強度というのは、天気略語表の付帯情報として通報されます。
付帯情報は、強度と特性に分かれており、
強度は、(ー)(表示なし)(+)に分かれます。VCとはVicinityの略で飛行場標点から8㎞および16㎞の間の区域です。
特性については、またいつか書こうと思います。
TSの強度については、以下のようになります。
(-)弱 並 (+)強
運航規程によると、運航に重大な影響を及ぼす恐れがある、TSが通報された際には、極力回避するように書かれていることがほとんどだと思います。
TSが、METER等で通報される際は、
雷電を観測した時は、飛行場、飛行場周辺、および視界内を問わず、飛行場に「雷電がある」とし、VCは付加されません。
つまり雷鳴が聞こえた時点でどれだけ遠くにあってもVCは付加されません。
また、「RMK」として、その位置、移動方向、飛行場からみた8方位が報じられ、雷電に関しては、強度が、FBL(弱)、MOD(並)、HVY(強)で通報されます。ちなみにFBLは, Feeble(フィーブル)と読みます。
先日の福岡空港のMETARを見てみましょう。
現在天気がTSRA。
RMKで、FBL TS 10KM SW MOV NW。
弱いTSが、南西から北西に抜けていることが分かります。
図で書くと、このような感じでしょうか?
この記事を見る限りは、運航に影響しないことが、分かります。
福岡のArrival 経路は、東から入ることが多いので、経路的にも運航に影響がなく、進入継続可能という判断が出来ると思います。
今回はこのあたりで。
お読みいただいき、ありがとうございました。
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