現在制作しているゲーム
いま制作途中のオリジナルゲームは、制作を開始した順で、以下の5点です。
・設楽原の戦い
・姉川の戦い
・阿津賀志山の戦い
・一言坂の戦い
・三河一向一揆
以上の他にもいくつかあるのですが、それらはまだお見せできる段階にない、あるいはメーカーさんからのオーダーである等の諸事情により公表できません。
設楽原・阿津賀志山・一言坂は、ルールやツールが一通り揃い、テストプレイ可能なレベル。現バージョンの前段階だったりはしますが、以下にその一部を。
ゲームのデザインを開始するときは、まずマップをつくります。現在は、国土地理院やGoogleなどからWEB上で閲覧・ダウンロードできる地図があるので、昔に比べてマップづくりが格段に容易になりました。関係史跡をチェックし、戦いの流れをイメージして、どのエリアをゲームマップにするか考えます。
続いてユニット。OBをつくり、評価基準となる数値もイメージで先につくってしまいます。この時点ではどんなシステムにするかも決めていませんが、このときがゲームをデザインしているときにもっとも楽しんでいる時間です。
武将の取捨選択がもっとも悩ましいところです。実際のところ、どの戦いにおいても参戦が明らかな武将というのは、半分もいません。そこで、武将のプロフィールだけでなく、家臣団構成、与力や配下の状態などをリサーチして、その武将が参戦していたのではないか、と予測して登場させます。
とりあえず、史実に沿ってマップ上でユニットを動かしてみます。このときはただ動かすだけです。なぜなら、頭の中で動かしているだけだからです。でも、このときに「動く」と感じたら、ゲームのシステムを組み始めます。
ルールはシンプルにして、ユニットを動かすと合戦の流れがわかる、というものにしたい。歴史教材としてのシミュレーションゲームにならないか。そんな事を考えています。