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1人の演奏家として苦しんだ日々と変化、そして、新たな将来の夢

28歳の夏のことです。

「あなたの演奏を聴いて、涙が出ました。」

終演後、わざわざ声をかけてくれた
見知らぬご夫婦。

予期しない、感動的で嬉しいお声を
いただいたにも関わらず、

素直に受け取ることができず、

私の頭の中では、
「まだまだ、まだまだ、実力不足だ」
という思いが渦巻いていました。

それから
1年が過ぎ、

演奏やレッスンの仕事は
ちらほらあったものの
「忙しい」という程でもなく

オーケストラのオーディションも
ことごとく上手くいかず

自分の未来への希望が
なくなっていました。

また
ちょうどその頃、

3年間お付き合いした恋人にも振られ、
プライベートでも
どんどん悲観的になっていきました。

気持ちのいい光が差し込む
実家の自室の床に寝っ転がりながら、
抗うことの出来ない大きな脱力感に襲われたあの日。

「このまま砂のように消えて無くなればいいのに」

と言う気持ちが
サラッと身体を通過しました。



それは
私なりの

自然な「死にたい」が
湧いた瞬間でした。



だけど
不思議なことに

その後

「あ。今、私は苦しんでいるんだ。」

ということに
気づくことができました。

今、なぜ自分は、こんな想いを抱えているのか?

どうすれば、変われるのか?
どうすれば、自分を自分で認めることができる人になれるのか?

こんなんで本当にいつか幸せになれるのだろうか?



それを
知りたくて、知りたくて。


自己啓発
アドラー心理学
臨床心理学
カウンセリング技術
マルトリートメント関連
などなど

図書館に入り浸り
本を読みあさるだけでは飽き足らず、

心理学などの講座を
いくつも受講しました。



生きづらさの原因は、どこにあるのか?

教えてもらった手法を使い、
自分と向き合うことを続けていきました。


仕事がないこと、
恋愛がうまくいかないこと、
人生への焦り、、


その原因は、、

自分の根底にあった
他人軸や
自己否定にありました。


それらを、一つずつ、癒しながら、
今の自分を受け入れていくことで、

自分の存在自体を
素敵だと思えるようになりました。


すると
不思議なことに

自己否定感が減ってくるのに伴い
演奏が楽しくなってきたのです。


34歳になった今では、

自分の存在を認められたことで
演奏と、自分の価値を
別のものだと考えられるようになりました。


演奏は、自分を表現する手段。


だから

演奏に対しても、自分らしく
お付き合いができるようになりました。


そして
今度は、

これらの
自分自身の体験を元に、

過去の自分と同じように悩む人々に
どうすれば、自分を認められるようになるのか?を
伝えていきたいと思うようになりました。


自身が学んできたセルフコーチングの方法を
さらに突き詰めて
自分との向き合い方を追及し
独自のセルフコーチングの手法にまで高めました。

2021年より
セルフコーチング講師として
セミナーを開催し
個人セッションを提供。


セミナーも講座も
リピートしてくださる方がいるほど
ご好評をいただいている中で、

セルフコーチングの手法を教わっても
"なかなか自分独りでは向き合うことが難しい"
と言う声も聞こえてきました。


それならばと
クライアントの悩みに対して
伴走していく『コーチング』を学び、

今までに70人以上の方に
セッションを受けていただき、

全員の方から、新たな気づきや
変化を実感したという
お声をいただいています。


また

クライアントとのセッションを通じて
私自身、自分自身を見つめ直し、

コーチとして様々な学びのヒントを
いただくことができています。


将来の夢は、

『自分の魅力を音楽で奏でられる』
『自分らしく豊かに演奏活動ができる』

音楽業界がそんな演奏者で溢れ、

時間的にも金銭的にも精神的にも
豊かな演奏家が増えることで、

日本の音楽業界を元気にすることを
目標に活動しています。



サポート頂けましたらとても励みになります! いただいたサポートは今後の音楽業界を元気にしていくための活動に使わせていただきます♪