#こども救命士になろう vol.3 脈拍
脈拍ブースの指導方法について
検討する。
なお、検討する際、
救急現場を想定して、
救急隊と傷病者を基準に考える。
脈拍について
脈拍とは、
傷病者が生きていくことに
とても大切なバイタルサインである。
呼吸の数や様式、音を
「見て、聞いて、感じて」
調べる。
さらに、顔色や指先の
色調を診ることで、
呼吸の評価(アセスメント)が
できる。
最近では、
SPO2(サチレーション)という
血中酸素飽和度を簡単に
測定できる機器を使って
評価することもできる。
(最大値 100%)
正常とは
具体的には、
正常とはどんな状態のことを言うのか。
① 回数がおよそ10〜24回
②異音がしない
③皮膚にチアノーゼがない
①は、1分間に何回呼吸をしているか
数えることでわかる。
②は音を聞いて、
健康な人(自分)とは
違う音がしないか。
③は目で傷病者の身体を診て、
青白くなっていないか確認する。
以上の①②③を確認し
正常を判断できる。
命に危険がある とは
命に危険があるとは、
すなわち重症である。
呼吸をしていない人は、
重症である。
また、皮膚色が青白くなる
チアノーゼが出ている場合も
重症である。
死戦期呼吸という
呼吸が今にも止まってしまう
状態も危険である。
これは、
明らかにチアノーゼ、
回数が遅くなっており、
胸郭の上がりがない。
数値化してみる
以上の評価(アセスメント)をして、
数値で表現することを伝えたい。
1分間で何回呼吸をしているかを
数える。
この時、
6秒の回数を数え、
10倍する方法が素早く
測定できる。
SPO2機器を使って、
値を測定する。
90%よりも少ない数字の時は、
危険である。
なお、一般的にSPO2の正常値は、
95〜100%です。
こどもたちに伝える
私ならどのように伝えるかを
検討する。
まずは、
正常について、
こどもたちの意見を聞く。
そして、
具体例をあげ、
正常と異常を意識させる。
例えば、今の子どもたちの
呼吸状態を
チーム同士で観察させる。
そして、
軽い運動をして
その後に
呼吸回数を測定する。
アニメ鬼滅の刃が
呼吸法について
取り上げていることから
活用するのも面白い。
SPO2機器を装着して
息を止める実験を
するのも良いであろう。
最後に、
問題を出題し
知識の確認を行う。
まとめ
指導時間を10分と短くすることで、
ポイントを絞る必要がある。
意識の場合は、
・正常
・命に危険がある
この2点に焦点をあてると良いと思う。
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