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【ゲーミングデバイス指南書】マウスパッドはセンシで選んだ方が幸せになるかもしれない話。

こんちゃ、まっくちゃんです。

今回はゲーミングデバイスの沼にハマった人から、沼へハマらないようなデバイス選びを伝授する記事になります。

ただ、僕個人の主観モリモリで語っており、具体的なデータや科学的根拠があるわけではないので、「こういう選び方もあるよ」程度ぐらいで記事を読んでもらえると助かります。


1.センシとマウスパッドの関係性


センシとマウスパッドの組み合わせにはある程度の正解があると思っています。


「ハイセンシほどスピード系マウスパッド、ローセンシほどコントロール系マウスパッドが正しい。しかし、トラッキング系ゲームのスーパーローセンシはスピード系マウスパッドが良い。」


これの理由ですが、AIM時のマウスの動かす時を想像してみてください。

ハイセンシの人のマウスの動かし方はとても繊細で、多くの場合マウス自体には力を掛けず、指先のわずかな力加減でマウスを操作しAIMします。
そのような人がストッピングに優れたコントロール系マウスパッドを使用するとどうなるでしょうか?

マウスが静止している状態から動くまでに、静摩擦を振り切る大きな力が必要になり、指先に力を入れます。そしてマウスが動いたら、今度は大きな動摩擦を操作するために力を入れます。
その結果、2段階かつ違う力の入れ方で力をかけるせいで繊細な力の調整が上手くいかない場合が多くなり、AIMのズレに繋がります。

では、ローセンシとスピード系マウスパッドの組み合わせの場合はどうでしょうか?
ローセンシの場合はやや説明が複雑になります。

まずローセンシの人のマウスの握り方は、多くの場合マウスに多少力を入れ指先ではコントロールしません。加えてローセンシの人のマウスの動かし方は、ハイセンシの様に手首から先で完結することが少ないので、多くの場合大まかなAIMを肩から腕にかけてマウス大きく振る動作が必要になり、その後最終的なAIMを手の平で調整します。

この状態でスピード系マウスパッドを使用すると、大きな動作の時はスムーズに行いやすいですが、最も重要なマイクロフリックの際に、手の平という指に比べ大雑把な動きしかできない箇所を使用する為、毎度わずかに違う力の加減になり易く、結果として摩擦の恩恵を得られにくいスピード系マウスパッドではマイクロフリックがズレやすいです。

しかし、ここで一番最初に書いた「トラッキング系ゲームのスーパーローセンシはスピード系マウスパッドの方が良い」という極端な例外も存在します。

極端なローセンシの場合かつトラッキング系ゲームの場合は、マウスが滑ってズレてしまっても、多少であればゲーム内のAIMがブレず問題なくAIMすることができます。
さらにはトラッキング系ゲームでは静摩擦よりも動摩擦の方が重要です。常に動いているターゲットにAIMを合わせ続けるので、トラッキングの邪魔になる抵抗力である摩擦力は無いほうが理想になるからです。


以上の事から、ハイセンシはスピード系マウスパッド、ローセンシはコントロール系マウスパッド、超ローセンシのトラッキング系ゲームのみスピード系マウスパッドがおススメだと考えています。


2.センシ毎のおススメのマウスパッドは?


遊ぶゲームによりハイセンシ~ローセンシの範囲は変化しますが、ここではゲームを問わず振り向き(180°)の大きさで勝手に定義します。
多分どのゲームもこれぐらいになると思います。

  • スーパーハイセンシ:~5cm

  • ハイセンシ:5~10cm

  • ミドルハイセンシ:10cm~15cm

  • ミドルセンシ:15cm~20cm

  • ミドルローセンシ:20cm~25cm

  • ローセンシ:25cm~35cm

  • スーパーローセンシ:35cm~

では、これらを基におススメのマウスパッドを挙げていきます。
過去にレビューしたことがあるものはレビュー記事・動画を一緒に乗っけておきます。


2-1.スーパーハイセンシ~ハイセンシ&トラッキング系ゲームでのスーパーローセンシ向け


ガラス製マウスパッド

ガラス系マウスパッドは高価ですが摩耗しずらく、滑りが変化しにくいというのが特徴です。基本的にはどのガラス製マウスパッドも低摩擦で超スピード系になります。
ただ、その中でも表面の加工によりやや滑りが異なるので、気になる人は店頭で展示されている物で比べてみるといいです。

・SKYPAD3.0

・Pulsar SuperGlide

・Razer Atlas


コーデュラ系マウスパッド

コーデュラ系マウスパッドは文字通りコーデュラという硬い繊維で織られたマウスパッドです。コーデュラで織られたマウスパッドは、基本的には滑りが早いスピードタイプになります。
素材がミリタリーグレードの物を使用している場合が多く、耐久性が高く、耐湿・耐水性能が高いです。

・Pulsar ParaSpeedV2

・EGG MPC450

・Artizan 雷電 Xsoft


ガラスコーティングマウスパッド

ガラスコーティングマウスパッドはその名の通り、マウスパッドの表面にガラスコーティングを施すことで摩擦が小さいスピード系のマウスパッドです。
あくまでコーティングされた布なので、ガラス製のマウスパッドと違いやや沈み込みがあるのでストッピング能力はこちらの方があります。しかし、コーティングが剥がれるので耐久性があまりないです。ですが、ガラス製よりも安価に入手できます。

・Fnatic JETT

・レベルインフィニティ


2-2.ミドルハイセンシ~ミドルローセンシ向け

ハイブリット系マウスパッド

ハイブリット系マウスパッドとは、アムンゼン織という織り方でポリエステル系の糸で織られたマウスパッドです。
ハード系マウスパッドの耐久性・耐湿性と布系マウスパッドの柔軟性の、良いとこ取りをするマウスパッドなのでハイブリット系マウスパッドと言われています。
ハイブリット系マウスパッドは基本的にはややスピード系になりますが、織り方なので滑りは変化しますので、同じハイブリット系マウスパッドでも滑りは多種多様です。

・Razer STRIDER

・Fnatic DASH

・Artizan 疾風乙 Soft

・Xraypad AC+


バランスタイプ布系マウスパッド

布系マウスパッドは昔から存在する王道マウスパッドです。
最近の物は耐湿性能・耐久性のが向上し、長期間使用できる高性能なものが多くなってきました。

・Zowie G-SR-SE Rouge

・VAXEE PA/PA Black


2-3.ローセンシ~スーパーローセンシ向け

コントロール系布マウスパッド

コントロール系マウスパッドも昔から存在する王道マウスパッドです。
こちらも最近の物は耐湿性能・耐久性能が向上し、長期間使用できる高品質なものが多くなりました。
また、最近のコントロール系マウスパッドの特徴として、滑りに対して初動が軽いが、ストッピング時はしっかり止まってくれるものが増えました。
筆者が愛用しているジャンルです。

・LGG SaturnPro

・QUAOAR PERSEUS PREMIUM

・Pulsar ParaBrake


3.マウスパッドを変えたくない人へ


ここまで、センシ毎にマウスパッドを変えると幸せになる。という話をしてきました。
しかし、今使用しているマウスパッドがお気に入りで変えたくない人はどうするべきでしょか?

今まではセンシを変更せずにマウスパッドを変更するという紹介でしたので、逆の事をすれば解決します。
つまり、「スピード系マウスパッドを使用している人はセンシを上げ、コントロール系マウスパッドを使用している人はセンシを下げる。」これだけでいいと思います。

単純に「ヴァロラントで頭に当たらないからセンシを下げた!」とか、「APEXで敵を負えないからセンシを上げた!」ではなく、ある程度マウス操作ができるようになれば、ハイセンシだろうがローセンシだろうが敵にAIMを合わせることはできます。

問題は、どれだけ無理なく・邪魔なくマウス操作ができるかです。

第1項でも書きましたが、ハイセンシにしてもコントロール系マウスパッドだったらマウス操作を邪魔されますし、ローセンシにしてもミクロなAIMができなければ意味がありません。

自分にあったデバイス・センシを見つけましょう。


4.さいごに


マウスパッドやセンシを変更すると違和感があると思いますが、意外と慣れます。

この記事では、「今のデバイス・センシで自分に本当に合っているのか?」という疑問を持つ方達へのアドバイスを送るための記事ですので、最終的には「使用している本人が満足すればOK」です。

満足できなかった結果が、筆者みたいなデバイス沼へハマることになるので、その際は過去の僕の記事や動画を閲覧してもらえると嬉しいです。

ちなみに筆者がデバイス沼へハマることとなった原因はAPEXです。

当時の筆者はセンシを1か月ごとに変えていて、振り向き10cm以下の時もあり、40㎝以上の時もありましたがシーズン3~7はずっとダイアⅢでした。

なんだかんだ、感度が変わってもデバイスが変わっても2~3日で慣れてしまいます。
人間慣れるのなんて最初が苦痛なだけなので、自分が良かれと思った変更はどんどんやって行きましょう。

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