2020/10/14 「USG 2020”LIVE(on the)SEAT”」のこと
2020/10/14 UNISON SQUARE GARDEN LIVE TOUR「USG 2020”LIVE(on the)SEAT”」有明 東京ガーデンシアター1日目第一部を観た。
このコロナ禍で初めて生の目で生のライブをライブハウスの中で観る配信ではない有観客ライブ(しかもガイドラインに則った"今"のライブ)なのでこんな貴重な機会を楽しまない手は無いと思い、普段の座席指定のライブでもなかなか出来ないメモを時たま取って観た結果の個人的な感想を。
あくまで個人の視点、思考、感じ方なので実際無いことが書いてあったとしてそれは違うとかいや自分はこう思ったとかいうのは一旦無しで。
ただの主観だから色々言える。
そしてネタバレを含むのでここから先を読む方は注意を。
国際展示場駅を降りて10分ほどのそこそこ長い道のりを歩いて着いた有明 東京ガーデンシアター、見るからにでかい。そして綺麗。
会場内客席は綺麗に等間隔で1席飛ばしになっており、ロビーには至るところにダスキンの消毒が。ちゃんと見てなかったけどアリーナと4階席くらいまであって本当にでかかった。会場自体とても綺麗で大きくて、この客の入りが本当に勿体ないくらいだった。2階席のステージ向かって左の斜めだけど見やすい角度の席で開演まで待つ。
普段には無い感染対策のアナウンスがあり暗転した後、1曲目の「クローバー」がアカペラでスタート。そのままアカペラで1番を歌い切り、2番から演奏するという座って聴くありがたみを感じる全員着座の幕開け。
斎藤さんの「ようこそ!」の合図と共に2曲目「フルカラープログラム」が始まりステージ後ろの幕がせり上がりロゴマークとUNISON SQUARE GARDENの文字が現れ照明の色も増えてお客さんにも色が灯る。手を挙げたり身体を揺らしたり頭を振ったりテレスコープを覗いたりみんな様々人それぞれなのがとても良かった。最中、ずっと足が動いてた。座りだとこういう動きになるんだ。
僕がユニゾンのライブの特に好きなところは圧倒的な演奏を見せつけて僕らを置き去りにしてくれるところ。3曲目の「フィクションフリーククライシス」でばちぼこに打ちのめされて4曲目「誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと」で楽しさの飴と鞭作戦に嵌められたと思いきやさらに5曲目「セレナーデが止まらない」6曲目「世界はファンシー」で置いてけぼりに拍車がかかったかと思えば7曲目「君はともだち」で優しさに包み込まれる大胆な仕組み。
ここで一旦MC。
初めに東京が2月以来8ヶ月振りのライブであること、こんな状況でも来てくれた事に感謝を伝えてくれた。
内容はざっくりと、
さ「こんなことになってしまって、でもなんとかライブができるってことでやってるんだけど、歌ってる分には自分の世界に浸ってればいいけど喋るってなるとキャッチボールが出来なくなるからむずいなぁって。でも逆の立場になったことが一回あって、ポリープの手術をしたことがあって手術後3日間は絶対に喋っちゃいけませんって期間に、お医者さんから最近調子はどうですかって訊かれて、ああそうですねって普通に喋ってた。笑 今度はおれがお医者さんになってんだなって。こんな緊急事態ではありますが、楽しませて頂いております」
TKO氏「せいほーお」
さ「……ははははっ」
お客さん「(拍手)」
さ「面白いよね。一生慣れないと思うけど、2月振りのライブだけど、その時からまた変わって、でもまた最近戻ってきてるというかちょっとずつ適応してきて条件付きでこういう風にいいよっていってもらってます。僕らは全国でツアーをやってるけど色んな意見があると思うけどこうやって皆さんが足を運んでくれて僕らもライブをやって演奏できてることがすごく僕らにとっては楽しいことだと噛み締めながら今日もこのツアーも全部回っていこうと思っております。今日は来てくれてどうもありがとうございます」
お客さん「(拍手)」
さ「先日アルバムを出しましてそれのツアーをまた改めて回ろうと思ってるんだけど、その新曲をやらないのも申し訳ないなぁということで次はそのアルバムPatrick Vegeeから新曲を聴いてください」
からの流れで8曲目「夏影テールライト」でしっかりと夏の余韻を響かせてアルバムの流れを汲む9曲目の「Phantom Joke」から続けざまに10曲目「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」で踊りに踊った。
11曲目「ライドオンタイム」が多幸感幸福感で会場が満たされているのを感じられるくらいみんな楽しそうに音楽を楽しんでいてこっちまでハッピーに。
これで終わりかと思いきやラストは「harmonized finale」。"ずっと続けばいいな けど 終わりが近づいてるのもわかるよ" "今日が今日で続いていきますように"の歌詞がまるで今のこのライブと社会状況を表してるような気がして涙してる人もいて自分も涙が滲んだ。それくらいの音楽の力と感動を持って終えたライブのスモーク立ち込めるステージ上には演奏が終わっていつの間にか居ない2人に気づいた。残る斎藤さんが一礼してその場を後にし、ステージ後ろの大きな幕には「SEE YOU NEXT LIVE」の文字が。
この始まりと終わりの演出は過去に一度も無かった。と思う。アカペラで一部分だけ歌うとかはあったけど1番全部、しかも全暗転の状態だったのは初めてじゃないかな…?終わりのスモークが晴れた後に田淵鈴木ペアが居ないのも初めてだし、初の試みなのかも…?こんな貴重なライブ、観れて本当良かった。来れてよかった。
めちゃくちゃ贅沢なまだまだ足りない1時間でした。
急ぎ足でこの感想を書いたけど、終演後は規制退場で順番に少しずつ退場なので残ったりゆっくり感想を話したり余韻に浸りつつ近くのお店になんてことは出来ないのでそのまま足早に帰った。
こんな緊急事態の時だからこそ出来ることを、楽しめる方法を。
座っても見られるライブを観た結果、もっと音楽を聴きたいし観たいし出来る限り早くまた次のライブで再会したいと思った。
ユニゾンは座ってても楽しい。
改めて、音楽って最高。
以上終了。
2020/10/14
UNISON SQUARE GARDEN LIVE TOUR
「USG 2020”LIVE(on the)SEAT”」
有明 東京ガーデンシアター1日目第一部
01.クローバー
02.フルカラープログラム
03.フィクションフリーククライシス
04.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと
05.セレナーデが止まらない
06.世界はファンシー
07.君はともだち
08.夏影テールライト
09.Phantom Joke
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.ライドオンタイム
12.harmonized finale
追記。
レジーさんの田淵さん10000字インタビューを合わせて読んだらより入ってきた。ので全員必読なので載せてしまう。
https://note.com/regista13/n/n216739b4bfc5
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