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ディープシーク(DeepSeek)ショックとは何か??
ディープシーク
(DeepSeek:深度求策)とは何者か?
中国のAIスタートアップで、2023年に🇨🇳資産運用会社ハイフライヤーのトップが創業したメチャクチャ若い会社だ。
2025年1月20日に大規模言語モデル【DeepSeek-R1】をオープンソースで公開。低コストかつ高性能で、開発費が550万ドルといわれ、米企業によるAI開発費の10分の1だ。
TikTokを運営する🇨🇳バイトダンスもオープンAIを上回る高性能なAIモデルをリリースしたとの話もある。
27日付のアップルストアで、ディープシークのアプリが、ダウンロードランキングが首位となった。
これまで、エヌビディアのAI半導体モデルを使って生成AIを開発していたため、投資額も国家予算的で、天文学的数字だ。
先日、ソフトバンクグループ、オラクル、オープンAIが組んで【スターゲートプロジェクト】を発表し投資額は約5000億ドル(78兆円)だ。
同じタイミングでディープシークがリリースしてきたことは、意図的な感じがする。中国の大攻勢。米中AI競争が勃発するだろう。
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金融市場でも大きく反応。
27日のエヌビディア株は17%下落した。時価総額は92兆円消失した。これは過去最大の消失額だ。日本株も、同日、アドバンテストや東京エレクトロン、ソフトバンクグループは1兆円消失、日経平均株価も一時600円以上下落した。
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個人的には、ディープシークショックによる下落は一時的なものであり、米AIバブル崩壊の懸念は早計であろう。為替も、金利も、安定してきているし、AI半導体株以外の銘柄は堅調に推移している。それであるならば、日米ハイテク株は押し目買いのチャンスではないか。AI投資や需要は今後も強いので、今後も注目される分野だ。
市場全体で織り込みきれていないなかで、今週の後半に🇯🇵アドバンテスト、🇯🇵レーザーテック、🇺🇸マイクロソフト、🇺🇸メタ、🇺🇸テスラ、🇳🇱ASMLホールディングなど日米欧ハイテク企業の決算が発表される。注目は業績予想で、今回の混乱によってどういう影響があるのか何かしらのガイダンスが出るはずだ。
#ディープシークショック
#DeepSeek
#AI投資 #生成AI #AI半導体 #米中AI競争