今週の相場振り返り（1.13〜1.17）

日本株
日経平均株価は軟調に推移。
値がさの半導体関連株を中心に下げ方向だったうえ、日銀の氷見野副総裁や植田総裁から利上げを示唆する発言があった。市場は日銀が利上げを行う地ならしと捉え、債券市場では国債利回りが更に上昇し株価にとっては嫌気材料となった。
米消費者物価指数の予想下振れで長期金利が急落したことで反発する場面はあったが、結局、日経平均株価は3万8000円台にとどまった。
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私は日銀利上げについて疑問が残る。
氷見野日銀副総裁の発言以降、1月日銀会合で利上げが実施されるような雰囲気が漂ったが、氷見野副総裁は【利上げを議論する】と言っただけで、利上げを実施するとは言っていない。先月の植田総裁の記者会見（賃上げとトランプ政策の情報が欲しい）（もう1ノッチほしい）からして、日銀の追加利上げは【1月】ではなく【3月】ではないかとの見方をしている。
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米国株
今週の米国市場は卸売物価指数、消費者物価指数の結果に注目が集まった。結果は総合指数で予想が一致、コア指数が予想を下振れたことで、これまで上昇していた米長期金利の動きが一服した。
台湾TSMCの第4四半期および通期決算が好決算となり週後半からハイテク半導体株がAI向け半導体の需要の高まり期待から買われた。
米国でも決算発表がスタート。米銀大手6社の決算が出揃いJPモルガン・チェースの通期決算が最高益となり2年連続の最高益となった。バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、シティグループいずれも最終増益を確保した。これを受けて金融株を主導するかたちでNYダウが値を戻した。
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為替
円相場はドル安円高で推移した。
先週まで米長期金利上昇の影響からドル高円安に動いていたが、米消費者物価指数の予想下振れや日銀利上げ観測の高まりからドル安円高に動いた。また17日夕方、日経新聞が日銀政策委員の過半が利上げ支持との報道を受けて一時ドル円が154円90銭台までドル安円高が更に進んだ。
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原油
原油価格は週前半1バレル80ドルまで上昇していた。中東でのガザ停戦合意を好感して下落。ただ今後の中東、ロシア、ウクライナ情勢を見極めたいとして、積極的な買いはなかった。

暗号通貨
トランプ次期大統領就任が近づく中、暗号通貨が値を切り上げた。トランプ次期大統領がミームコイン【トランプ】を発行することを発表。これを受けてトランプコインが大幅に買われた。
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来週の政治・経済指標 予定🗓️
19日
🇺🇸TikTok規制法発効
20日
🇯🇵機械受注
🇨🇭スイス：🌐ダボス会議
🇺🇸米市場休場（キング牧師生誕記念日）
🇺🇸トランプ大統領就任式
22日
🇯🇵春闘開始
23日
🇯🇵日銀金融政策決定会合（〜24日）
🇺🇸新規失業保険申請件数
24日
🇯🇵消費者物価指数
🇯🇵通常国会召集　🇯🇵植田総裁記者会見
🇪🇺🇬🇧🇺🇸購買担当者景況感指数（PMI）
🇺🇸中古住宅販売件数
🇺🇸ミシガン大学消費者信頼感指数（確）
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