ネガティブな記憶

　人から何かしらの迷惑なり、もっと極端に言えば悪意を向けられたりすることが、生きていればある。
逆に自分がそうする側になることもある。
したこと、されたこと両方とも私はそういうことを結構憶えている。
思春期と言うような時期のことだけでなく小学生の頃やそれ以前のことまで。
それを思い出して、おそらくもう二度と会うことのない人のことを恨んだり、自分のしたことを思い返して後悔をしたりすることが多くあった。
今でも（少なくなっているが）突発的に蘇り気持ちが沈むこともある。
こんなネガティブな記憶があると、いろいろ生きていく中でしんどいのです。
急に思い出すだけでも、気持ちが下がるのですから…

私は冷静に客観的に過去を振り返ってネガティブな記憶を観察してみると、自分が思っていたほどではないことやある程度仕方のないことであることがあわかりました。
また、私だけではないということもわかりました。
過去は美化するだけでなく、自己憐憫に浸るために改悪することもあるのです。
自分が思っているほど相手は気にしていなかったりもします。
また、そうでないことについては相手がおかしい人だと思うようになりました。
例えばイジメなどをするような人は、おそらくこのおかしい人に当てはまると思います。
むしろ相手方がかわいそうな人。
そのように過去のネガティブな記憶をちょっとでも整理することが今の私の気楽な生き方に繋がってるように思います。