無駄な知識を摂取する
最近、小説を読むモチベーションが低下しつつある。前のように夢中になるほどのめり込めなくなったことが大きい。
面白いとは感じなくても、小説を書くための勉強だと捉えることで読書量を保っていた。読書量はそのまま作品の面白さに繋がると考えていたのだ。けど、別に小説を必死になって書かなくてもいいやという心境なので、そうなると小説を読む意味が見当たらなくなってしまった。読みたくなったらまた読めばいいやと考えている。
とはいえ、読書自体をやめたのかというとそうでもなく、知ったところでどうということもないことが書かれた本を読んだ。若返りを繰り返すことで永遠に生き続けることができるというベニクラゲについての本だ。著者はベニクラゲについて研究しているおじさんである。
その本によると、ベニクラゲは一定の条件が揃わないと若返らないらしく、その条件を突き止めるために実験を繰り返しているうちにベニクラゲが死んでしまうことばかりだという。ベニクラゲは繊細な生物らしい。
おいおい不老不死じゃないのかよと読んでいる間に突っ込んでしまった。あくまで、不老不死を繰り返すことは可能であるというだけらしい。細かいことを説明しようとすると、理解していないことがばれてしまうのでこの本についての話はこれくらいにしておく。
何の役に立つのかと言われたら返事に困ってしまうが、こういった知識を知るということは中々楽しい。多分、しばらくしたら忘れてしまうだろうが、それならそれで構わない。本を読んで集中するという行為が私にとっては重要なのである。